エコワン×太陽光発電でさらにおトクに!余った電気を活用!




 

ガス機器を10年以上販売して生きているキュウタといいます。

 

 

エコワンと太陽光発電の相性はどうなの?

両方設置することで何かメリットはあるの?

 

 

最近こういった質問をいただくことが増えてきました。

 

実は、電気とガスのハイブリッド給湯器である「ECOONE(エコワン)」と太陽光発電システムとの相性は非常に良いです。

 

その理由を詳しく解説します。

 




目次

太陽光発電活用のカギは「売電」より「自家消費」

 

「太陽光発電」は余った電気を電力会社に売電できることが注目されヒットしたわけですが、

 

この10年ほどで電気の買取価格がとてつもなく下落していることから、太陽光で発電した電気は売らずに自宅で使用する自家消費が有効になってきています。

 

下の表を見てください。

 

太陽光発電固定買取価格の推移(円)

 

太陽光の売電単価は2012年に固定価格買取制度がスタートした時には42円/kWhでしたが、2021年には19円/kWh、2022年には17円/kWhと、大幅に下がっていることが分かります。

 

それだけ太陽光発電が普及してきて設置コストが下がってきていることを意味しています。

 

そしてもう一つの問題が、「卒FIT(そつフィット)」です。

 

FITとは、太陽光発電による余剰電力の固定価格買取制度(=電力会社へ10年間決まった単価で買い取ってくれる制度)のことです。

 

 

※ FITは「Feed in Tariff」の頭文字をとったもの

・ Feed in ~を入れる

・ Tariff 料金表

日本語に直訳すると「(コスト負担を)入れ込んだ料金制度」ということ

 

 

業界では、その期間を満了することを「卒FIT」と呼んでいます。

 

 

 

2012年頃に太陽光を設置した方であれば、42円/kWhで10年間売電できます。

 

しかし11年目からは格安の売電単価になります。

 

2022年に11年目を迎える方の場合、単価は電力会社によって異なりますが、東京電力で8.5円/kWh関西電力では8.0円/kWh九州電力では7.0円/kWhです。

 

 

普通に電力会社から電気を買う場合、相場は24円/kWhほどと考えると、太陽光発電で余った電気を電力会社へ売るのは損ということです。

 

そういった観点からも、発電した電気をできるだけ自宅で消費し余らせない方がお得な時代になってきたわけです。

 

PV活用モードを搭載

出典:Rinnai

 

最新型のECO ONEには、PV活用モード(太陽光発電自家消費モデル)を搭載しています。

 

※ PV : Photovoltaic(=太陽光発電)

 

昼間の太陽光発電時間帯にヒートポンプ運転を行いお湯をためる(蓄熱する)ことが大きな特長です。

 

PV活用モード(出典:Rinnai)

 

エコワンのタンク容量は最大160Lですが、PV活用モードを使うと高い温度(約60℃)で貯湯されるので、40℃前後で使えるお湯の量は実質240Lほどあります。

 

これは、「浴そうへのお湯はり1回分+シャワー1.5人分」の量です。

 

これだけのお湯が太陽光発電で余った電気で作れるとしたら、非常に経済的です!

 

 

ヒートポンプ画像(出典:Rinnai)

 

気温が低い冬季においてもヒートポンプの消費電力が600W程度のため、

 

太陽光発電の出力が低いときでも自家消費で沸き上げが可能で、年間平均で電力自家消費率が50%程度となります。

 

※「給湯器の自家消費率」=発電による給湯器消費電力 ÷ 年間の給湯器消費電力 

 

 

また、太陽光発電の電力を使用して沸き上げを行う時刻を変更でき、蓄電池への蓄電を優先するなど柔軟な運用も可能です。

 

 

出典:Rinnai

 

さらに、HEMSコントローラーとつながることで、太陽光発電の出力情報をもとにHEMSが自動でPV活用モードのON/OFFを行います。

 

 

PV活用モードのメリット

出典:Rinnai

 

オール電化向けのエコキュートは、夜間の安い電気料金帯でお湯を大量に沸かしてためておくものですが、

 

PV活用モード搭載のエコワンなら昼間でもお湯をつくってためておけるのが特徴です。

 

太陽光発電で余った電気を活用するため、実質無料の電気でお湯がつくれるのは大きなメリットになります。

 

※前述したように、売電より自家消費の方がおトクな時代なので。

 

そのためエコキュートのように電力プランを夜間安いプランに変える必要はありません

 

2022年頃から夜間安い電力プランであっても夜間帯の単価を値上げして、日中の単価を安くする電力会社が出てきています。

 

こうした情勢の中でも、ブレずに賢く光熱費の削減が見込めるのがエコキュートとの大きな違いです。

 

年間給湯ランニングコスト70%削減

年間給湯ランニングコストの比較(出典:Rinnai)

 

 

ECO ONE太陽光発電自家消費モデルは昼間の太陽光発電時間帯に蓄熱(蓄エネ利用)するので、

 

年間給湯ランニングコストを従来のガス給湯器に比べて70%(79,300円)削減できます。

 

 

エコワンの停電時対応

出典:Rinnai

 

エコワンは電気とガスのハイブリッドであるがゆえに、非常時の対応力がエコキュートやエコジョーズに比べて優れています。

 

その詳細をパターン別で説明します。

 

①停電の場合

 

停電の場合非常用電源を使えば使用できます(ガス熱源機でお湯をわかすことができます)。

非常用電源とは、おもに下記3点をさします。
① 太陽光発電の自立運転機能  
② 発電機
③ 車のシガーソケット

 

太陽光発電の自立運転コンセントに、エコワンの電源プラグを接続することでお湯を沸かすことができます。
なお、非常用電源は長時間安定して発電できない場合がありますので、消費電力が少ない給湯のみでの運転をおすすめします。

 

車のシガーソケットを利用する場合は、別売の停電対応ユニットが必要になります。

 

楽天で最安値は約28,000円(税込)ほどの商品です。

 

停電時のリスクを考慮するなら、ぜひ購入をおすすめします。

 

 

②断水の場合

 

タンクのお湯(水)を生活用水として利用することができます

 

災害時に困るのがトイレで流す水。

 

1回あたりおよそ6L程度必要となります。

 

エコワンであれば最大160Lのタンクがあるので、25回程度は使える計算になります。

 

③ガスが止まった場合

 

電気だけでもお湯の供給をすることができます。

 

ガスが止まった場合でも、電気(ヒートポンプ)でまかなえる範囲でお湯が使えます

 

仮にガスだけが止まった場合でも、太陽光発電のみでお湯を沸かす機能もエコワンには備わっており、もしもの時の安心感が高い給湯器なのです。

 

 

④電気とガス両方止まった場合

 

蓄電池があれば、電気を使ってお湯を沸かすことができます。

 

電気もガスも供給停止した場合は、蓄電池からの限られた供給電力を用いて給湯運転ができます

 

エコワンはヒートポンプの抑制沸き上げ制御を搭載しているため、

 

冷蔵庫、テレビ、照明などの重要負荷電源への電力供給を優先する中で、お客様の任意によりタンクに湯を沸き上げることが可能です。

 

※オプション品の停電検知ユニットが必要になります。

 

まとめ

・太陽光発電活用のカギは「売電」より「自家消費」
PV活用モードを使うことで昼間でもお湯をつくって貯めておくことが可能
・PV活用モードのエコワンと従来型ガス給湯器を比べると、年間給湯ランニングコスト70%(79,300円)削減
・エコワンは非常時の対応に優れている

 

 

太陽光発電で余った電気を活用して、実質無料の電気でお湯がつくれるのは大きなメリットになります。

 

ぜひチェックしてみてください。

 

 

ECOONE(エコワン)の商品ページ

 

 

停電対応ユニットの商品ページ

 

 

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今日の話は以上となります。

 

気になることがあったら、お問い合わせフォームよりいつでも質問してくださいね。

 

 




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この記事を書いた人

一部上場のガスメーカーに勤める30代営業マン。2児の父。これまでガス機器を10,000台以上販売。その経験を活かし、ブログで日常生活のタメになる情報を発信中。

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