【2022年8月】給湯器不足はいつまで続く?プロが分析してみた

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ガス機器を10年以上販売して生きているキュウタといいます。

新型コロナウイルスの影響で2021年の9月頃から始まった給湯器不足。

もう約1年がたとうとしていますが、いまだに給湯器は品薄状態です。

そろそろ給湯器を買い替えたいんだけど、いつまで欠品は続くの?

キュウタ

あと1年は続くと思われます。少なくみても2023年8月ごろまでは完全回復しないでしょう。

この記事を書いた人【キュウタ】
キュウタ

<プロフィール>

一部上場のガスメーカーに勤める30代営業マン

10年以上給湯器とコンロを売り続けている

ガス機器を累計10,000台以上販売した副業ブロガー

プロフィールはコチラ/Twitterで情報発信中

今回は2022年8月現在の最新の欠品状況と今後の解消予定や、事前に給湯器を発注しておく必要があるのかなどについて詳しく解説していきます。

目次

給湯器不足の原因って何?

新型コロナウイルスの影響によって給湯器不足が続いておりますが、いまだに給湯器不足が続いております。なぜ1年も経っているのに給湯器不足のままなのでしょうか?

給湯器不足原因①東南アジアでの部品製造遅延(主にハーネス部品)

給湯器メーカーのリンナイやノーリツは東南アジアで給湯器の部品を調達しております。

その東南アジアのベトナムやラオスで2021年7月からロックダウンが始まり、2021年の9月末ごろまで給湯器の部品を製造している工場が稼働停止になりました。

その影響で国内で最終的に組み立てをしている給湯器は部品が不足してしまい、給湯器が製造できなくなってしまいました。

給湯器不足原因②コンテナ不足

コンテナとは、荷降ろしや積み替えを行わずに、スムーズな出荷、保管、取扱いに耐える強度のある大型のボックスのことです。

現在、全世界的に船のコンテナが足りなくなっています。

どうしてコンテナ不足になっているの?

キュウタ

「輸送量の増加」と「人手不足」が影響しています。

まず2019年12月からの新型コロナ感染拡大による先行き不安により、世界のコンテナ生産量の9割以上を占める中国におけるコンテナ製造量が減少しました。

その後、いち早くコロナ禍よりV字回復を果たした中国の輸出と、欧米各国の巣ごもり消費の増加によって、世界的に輸送量が増大。

それによってコンテナの回転率が急激に悪くなりました。

特に北アメリカにおいては、コロナ禍によって港湾労働者やトラックドライバーが足りず、多くのコンテナ船が荷物を降ろしてもらうために列をなす状況になっています。

コンテナは世界中の港で使い回す仕組みなので、アメリカで大量のコンテナが滞留した結果、コンテナが足りなくなってしまったというわけです。

キュウタ

海外で部品を作っても、国内工場に運ぶためのコンテナがなくてはいつまでたっても給湯器は完成しません。

給湯器不足原因③世界的な半導体不足

現在コロナの影響で半導体が世界的に不足しており、結果給湯器が不足しています。

半導体とは多くの家電製品などに欠かせない重要な物質です。

半導体とは、シリコンなどの物質に電気を通す「導体」と電気を通さない「絶縁体」の中間の性質を持つ物質や材料のことです。電装基盤などに使われます。

例えばエアコンの温度センサーにも炊飯器の火力制御にも使われています。その他にもパソコン、スマートフォン、テレビ、洗濯機、冷蔵庫、銀行のATM、電車、車、医療などに使用されます。

今の時代、半導体なしでは暮らしていけません。

もちろん毎日あったかいお湯を提供してくれる給湯器にも使われています。

そんな半導体が、以下のような状況となって供給が追い付かなくなっています。

【半導体不足の流れ】

ロックダウンで工場が閉鎖

港も閉鎖されていて船で商品が運べない

半導体が届かない

ロックダウン解除で工場や港が機能しても供給が追いつかない


また、同時にリモートワークの急増などでIT化の流れが加速しており、さらに半導体不足に追い打ちをかけています。

給湯器不足原因④膨大な量の発注の影響

給湯器不足の主な原因はコロナの影響による部品の輸入ができていないことになりますが、既にこの問題は解消されつつあります。そのほかにもう1つ原因があります。

それは給湯器の大量発注問題です。

現在給湯器メーカーには膨大な量の給湯器の発注が溜まっております。給湯器を確保しようとして給湯器交換会社やガス会社、設備会社やリフォーム会社などが大量に発注を入れております。

「とりあえず発注を入れておいた方がいい」という状況で給湯器メーカーは需要に追いついていない状況になっています。

本当に給湯器が欲しい人に行き渡らなくなってしまっている状況になってしまっております。現在の状況を整理するとこんな感じになります。

【給湯器欠品の流れ】

【2021年7月~9月】新型コロナの影響で東南アジアのロックダウンの影響で部品製造中止

【2021年9月~】日本に部品が届かず、本格的な給湯器の欠品となる。先行きの不安からさまざまな業者が給湯器メーカーへ大量の発注をする。

【2022年1月~3月】徐々に部品が届くようになり、給湯器の生産量が少しずつ増えてくる。


【2022年夏】生産量はほぼ例年通り回復しつつあるも、これまでの数ヶ月分の受注残が多すぎて納期がかかっている状況。→ココが今!


各メーカーの状況について

給湯器メーカーは主にリンナイ・ノーリツ・パロマ・パーパスの4社になります。各メーカーとの給湯器は発注してから納品までは数ヶ月かかりますが現在の状況を見てみましょう。

リンナイの状況

リンナイのホームページを確認してみると、給湯器だけではなくコンロ、暖房器、衣類乾燥機の遅延の状況が掲載されております。
→リンナイ製品の納期遅延に関するお詫びとご案内

ノーリツの状況

ノーリツのホームページを確認すると、生産は前年を超える状況まで回復したものの、これまでの受注残が多いことでの納期遅延が続いているようです。
→ノーリツ製品の納期遅延に関するお詫びとご案内

パロマの状況

パロマはホームページ上では遅延の公表はしておりませんが、状況的にはリンナイと同じ状況になります。

パーパスの状況

パーパスも他社同様に給湯器全般遅延の掲載をしております。
→パーパス製品の納期遅延に関するお詫びとご案内

経済産業省の動き

キュウタ

給湯器をメーカーだけに任せずに経済産業省も動いております。


経済産業省からの働きかけの結果、日本ガス協会及び日本ガス石油機器工業会から、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会に対して、約1,400台の給湯器の譲渡に関する正式な要請文書が発出されました

今後、関係者における手続きが完了次第、一時的な貸出しが可能になる見込みです。


オリンピック・パラリンピック選手村に設置されている家庭用給湯器の一時的な貸出しについて
さらに経済産業省では関係団体に以下のような要請を行っております。

要請内容】

・利用者への影響を最小限とするべく、故障時の修理対応に万全を期すとともに、仮付けの給湯器の設置など適切な対応を行うこと。
・給湯器の供給遅延の早期解消に向けて、取引関係のある部素材供給事業者に加えて、これまで取引関係のない事業者からの調達も検討すること。
・海外向け給湯器の国内への振替を検討すること。
・今般の新型コロナウイルス感染症により、サプライチェーンの正常な稼働に支障をきたしたことを踏まえ、多面的なリスク対応を通じてのサプライチェーンの多元化・強靱化を進めること。
・経済産業省における給湯器の需給情報等の情報収集に協力すること。



給湯器不足はいつまで続くの?

この給湯器不足はいつまで続くの?

キュウタ

ガス業界で10年以上働いている私の個人的な見解では「あと1年ほど続く」と予想しています。

その理由を下記にて説明します。

2022年8月時点では各メーカーはほぼフル稼働で給湯器を生産しております。工場では休日出勤・残業をしながらフル生産しているので、商品によっては生産量が前年比130%以上で作られているモノもあります。

ただし、前述したように膨大な量の発注がたまっており、平均すると給湯器は4〜5ヶ月待ちの状況です。

ということは毎月約100%の発注がくるのに、生産量は約130%なので、たまっているオーダーは30%ずつしか減らないということです。

【解説】

仮に1ヶ月の発注台数が全国で10,000台あったとします。そして1ヶ月の生産量が13,000台。これまでの受注残の給湯器台数が約40,000台とします。

この未出荷の給湯器約40,000台が毎月約3,000台ずつ減るとしたら、未出荷の給湯器が0台になるのは何ヶ月後でしょうか?

答えは「約13.3ヶ月後」です。
(計算式:40,000÷3,000=13.333…)

キュウタ

つまり、約1年はかかるということです。

給湯器メーカーも部品の供給を東南アジアだけではなく複数の国に分散する動きを始めてはおりますが、そう簡単にすぐに分散できるわけではありませんのでまだまだ時間がかかると考えておいた方がいいと思います。

給湯器は今どれくらい納期がかかるのか?

給湯器が壊れてしまったら今はどれくらいの納期がかかるの?

キュウタ

給湯器の機種にもよりますが、平均すると約3ヶ月〜4ヶ月はかかっています。商品によっては半年以上かかる場合もあります。

そんなにかかるの!?じゃあ3ヶ月以上ずっとお風呂に入れないの?

キュウタ

実はそうでもありません。

ガス会社や給湯器交換会社には中古の給湯器を一旦取り付けて、とりあえずお湯だけ使用できる状態にしてくれる会社もあります。

ただその中古の給湯器も現在ストックがなく入荷待ちとなるケースもありますので、要注意です。

給湯器は早めの買い替え検討がおすすめ

現状給湯器の納期が3ヶ月〜半年ほどかかっている状況です。

壊れてから発注していたのでは遅いのです。

キュウタ

もし発注先が中古の給湯器を持っていなかったら、3ヶ月以上銭湯に通わなくてはいけません。

給湯器を交換するタイミングとは?

①給湯器交換の目安は10年以上使っているか

一般的に給湯器の標準的な使用期間はメーカーは10年と設定しております。

ただ給湯器の使用頻度や設置状況によっても変わってきますので「何年だから大丈夫」ということはありません。

何年使用したかより、毎日何時間くらい使うかで考えてみてください。

お湯を使っている時間が1日約1時間程度が一般的と言われています。

キュウタ

お湯をよく使う家では7~8年で壊れることもあります。逆に15年以上給湯器が壊れないこともあります。

②たまに不具合が出る

給湯器を毎日使っていて、たまに不具合が出るときがありませんか?

代表的な症状を下記に挙げます。

給湯器交換の目安となる症状

・お湯はりしたら浴槽からお湯があふれていた
・お湯はりしたら浴槽に少ししかお湯がたまっていなかった
・明らかに設定温度より低い温度のお湯しか出ないときがある
・リモコンが反応しないときがある

メーカー側で給湯器の部品保有期間は10年となっているので、10年以上経過している給湯器は壊れても修理ができない可能性が高いです。

キュウタ

10年以上経過してからの故障は買い替えを検討してください!

給湯器はどこに発注すればよいか?

自分の家の給湯器が10年以上経過している場合はどこに発注したらいいのでしょうか?給湯器を発注する先は下記に分けられます。

給湯器の発注先①ガス会社

まずはガス会社です。今お使いのガスが都市ガスの方は都市ガス会社、プロパンの方はプロパンガス会社に問合せしてみてください。

ガス会社は地元で長年経営している会社が多いため、信頼度は一番と言えます。

ただしデメリットとして、大手の給湯器交換業者に比べると値段は高いです。

地元のガス会社はあくまで限られた地元エリアのガス供給をしている会社です。

大手の給湯器交換業者は全国規模で販売を行っている為、メーカーから特別単価で給湯器の仕入れを行なっており販売価格が非常に安いのが特徴です。

給湯器の発注先②給湯器交換専門会社

おすすめは、この給湯器交換の専門会社です。

ネットをたたけば、たくさんの給湯器交換専門会社のサイトが出てきますが、

その中でも個人的には「キンライサー」が断然おすすめです。

理由は下記3点です。

「キンライサーをおすすめする理由3点」

理由①:給湯器交換専門会社の中でも価格が圧倒的に安い

理由②:商品保証10年・工事保証10年がついており、設置後のアフターフォローもばっちり

理由③:全国工事対応している(離島はのぞく)

いたれりつくせりですね!

キュウタ

おまけに社内で独自に給湯器に関する施工研修を行っており、施工品質も非常に高いです。

給湯器は納期がかかっている状況なので、10年以上使っていて「ちょっとお湯の出が悪いな・・」と感じたら一度見積もりをとってみてください。

まだ壊れていなくて安い給湯器がいいという場合には、給湯器交換専門会社「キンライサー」がおすすめです。

\ 商品保証10年・工事保証10年でオススメ /

ちなみにキンライサーの口コミ・評判については下記の記事でまとめておりますので、チェックしてみてください。

あわせて読みたい
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給湯器の発注先③ホームセンター・家電量販店

ホームセンターや家電量販店でも給湯器の販売をしています。

ホームセンターや家電量販店の特徴は本体は安いですが、工事代はしっかりとした値段になっております。

価格的には、②の給湯器交換専門の会社の方が安くなります。

給湯器はどんどん値上がりしている

原料価格高騰のためリンナイ・ノーリツ・パロマ・パーパスなど大手給湯器メーカーが2022年4月〜7月のあいだに給湯器の定価が約7%値上がりしました。

キュウタ

給湯器の定価が約40万円としたら、約28,000円も値上がりしたのです!!

このまま原価高騰が続けば、第2弾、第3弾の値上げがいつきてもおかしくありません。

今後のガス給湯器メーカーのさらなる値上げの前に、早めの給湯器交換をおすすめします。

悪質な給湯器販売会社には注意!

給湯器が不足している状況の中で、うちには在庫がありますよ!すぐに設置できますよ!と言い、高額で給湯器を販売する会社がありますので注意しましょう。

既にネットオークションでは高値で取引されております。給湯器が壊れても慌てず信頼できるガス会社や大手の給湯器交換業者にお願いしましょう。

まとめ:給湯器不足はしばらく続きます

給湯器の欠品についてのポイント

【給湯器不足の原因4点とは?】
①東南アジアでの部品製造遅延
②コンテナ不足
③世界的な半導体不足
④膨大な量の発注の影響

・給湯器の欠品はまだしばらく続く(発注量に生産量が追いついていない)
・10年以上給湯器を使っていて不調があるなら、買い替えを検討しよう
・給湯器を交換するなら商品保証10年、工事保証10年のキンライサーがおすすめ

今回は給湯器の不足問題について解説してきました。

新型コロナウイルスの影響で私たちの生活に欠かすことのできない給湯器にも支障が出ております。

コロナ次第の状況で変わってきますが、2023年までは給湯器不足は続くと思われます。

キュウタ

10年以上使っていて給湯器の調子が悪くなったら、買い替えを検討してください。

\ 商品保証10年・工事保証10年でおすすめ /

今日の話は以上となります。

気になることがあったら、お問い合わせフォームよりいつでも質問してくださいね。

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この記事を書いた人

一部上場のガスメーカーに勤める30代営業マン。2児の父。これまでガス機器を10,000台以上販売。その経験を活かし、ブログで日常生活のタメになる情報を発信中。

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