こんにちは、コンロを10年以上販売して生きているキュウタといいます。
些細なことで、コンロの火はつかなくなることがあります。見るべきところをチェックして対処すれば、2~3分で火がつくケースも多いです。
ということで今日は、コンロの片方のバーナーだけ火がつかなくなった時の対処法を解説します。
点火プラグから火花が飛んでいるか
点火プラグとは、コンロで火をつける時にスパークしている部品(パチパチパチと音を発して火花を飛ばしている)のことです。
このパチパチという火花は、コンロのどちら側で点火操作(ツマミを回す、あるいはボタンを押す動作)をしても、コンロの全口で火花が飛びます。
なのでチェック方法としては、まずちゃんと着火する側から、点火操作をして、火花がバーナーキャップに飛んでいる様子を目視で確認してください。「正常な動きを把握する」ということですね。
次に、着火しない側から、火花が先ほどと同じようにバーナーキャップに飛んでいるか確認します。ちゃんと飛んでいなければ、点火プラグの不良や位置ズレ・汚れが原因と思われます。
点火プラグが原因であれば、歯ブラシ等で掃除し、水分が付着している場合は、しっかりとふき取り、乾燥させます。
上記の作業後、火花が飛ぶようになったか、確認してみてください。
バーナーキャップがちゃんとはまっているか
炎が着火する丸いドーナツ型の部品は、「バーナーキャップ」と呼ばれています。
点火操作をすると、このバーナーキャップからガスが出て、点火プラグがスパークして火がつきます。
バーナーキャップの変形や位置ズレ・汚れが詰まっていたりしても火はつきません。
※ちなみに、バーナーキャップはビスなどで固定されている部品ではないため、持ち上げれば簡単に外せます!
バーナーキャップが原因であれば、歯ブラシ等で掃除し、水分が付着している場合は、しっかりとふき取り、乾燥させます。
バーナーキャップをはめこむ際には、必ずまっすぐはめ込んでください。傾いていたりすると、火がつかない原因となりますのでご注意ください!
上記の作業後、火がつくようになったか、確認して下さい。
ちなみに、
アルミホイル等を、コンロの上に敷いていると、そちらに火花が飛んでしまい、肝心なバーナーキャップに火花が飛ばないこともあります。
その場合は、アルミホイルを除去してみて、火がつくか確認してみてください。
コンロが全部つかない時は?
まずは、電池切れを疑ってみてください。電池交換ランプを搭載している機種なら、そこが赤く点滅しているはずです。
電池交換ランプを搭載していない機種でも、明らかに弱々しいスパークをしている場合は、電池交換をしてみましょう。
※ちなみに100均の電池は粗悪なものが多く、1ヶ月持たなかったりするのでおすすめしません。
写真:電池ケースの場所の一例
電池が入っている位置は、機種によって異なりますが、ほとんどが左右どちらかのフェイスを外したところにあります。
電池交換しても全てのバーナーで火がつかないのであれば、コンロ内部の電装基盤やガスの器具栓セットなどが悪い可能性があります。
こういった診断や部品交換はプロでないとできないため、お近くのガスショップか、メーカーサービスに連絡して修理依頼を頼んでみてください。
ただ、もしコンロを15年以上使われている場合は、修理部品がもうとれないことが多く、依頼をしても修理不可となる可能性が高いです(メーカーの部品保有期間は10年のため)。
その際はコンロの買い替えをご検討ください。
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→リンナイ リッセの口コミ【結論:全てに弱点のないコンロ】
まとめ
【コンロの片方が火がつかない時のチェック項目】
・点火プラグから火花が飛んでいるか(汚れていないか)
・バーナーキャップがちゃんとはまっているか(濡れたり汚れたりしていないか)
・コンロが全部つかない時は、電池切れを疑ってみる
些細なことで、コンロの火はつかなくなることがあります。まずはご自身でできることを試してみて、それでもダメならプロに依頼してみてください!
気になることがあれば、問い合わせフォームからいつでも質問してくださいね。