ガス機器を10年以上販売して生きているキュウタといいます。
ノーリツのロングセラー商品「+do(プラスドゥ)」ですが、どんなに売れ続けている商品にもデメリットはあります。
あらゆる商品開発に言えますが、圧倒的な特長を得るには必ずデメリットが生まれます。
なので購入を検討されている方は、この記事を読んで想定されるデメリットをイメージしてみてください。
メリットもデメリットも理解した上で、商品を決める方が購入後のミスマッチがなくなるのでオススメです。
では詳しく説明していきます。
①全面ゴトクを洗うのが大変(重い)
プラスドゥはゴトクが3つに分割されているのですが、1つあたり約1kg近い重量があります。
お手入れする際には「すべてのゴトクを外して中性洗剤で洗ってふきんで水拭きする」という作業が発生するため、なかなかの手間です。
天板をちょっとだけ拭きたい時もゴトクを外さないといけないので、ガラストップコンロのお手入れ性と比較すると手間が多いです。
②ステンレス天板が傷付きやすい
ゴトクは3分割できるとはいえ、装着した時に若干の遊びがあるので使っているうちに多少は動いてしまいます。
かつゴトク自体が重たいので付け外しの時に、小傷がどうしても増えていくのです。
慎重に作業していても日々の調理の中で擦り傷は自然とついていきます。
これは逆に考えれば「味のある雰囲気が出る」とも言えます。
ジーンズと同じ考え方でいけば、「傷がついたり擦れたりすることで、ステンレスにより味のある雰囲気が出て美しい」と感じる方もいます。
③ダッチオーブンが重たい
ダッチオーブンは分厚い鉄製の鍋ですので、食材を入れていない状態で約4kgの重量があります。
食材が入る容量は1.8リットル。
4kgもの重量があると、洗うのも一苦労です。
【参考】
リンナイの煮込み・蒸し料理用のふた付き鍋「ザ・ココット」はアルミ製で重量1.7kg、食材が入る容量は2.4リットルです。
重量はダッチオーブンの半分以下の重さです。
【参考】
ノーリツのマルチグリル専用の「キャセロールL」はアルミ製で重量1.5kg、食材が入る容量は2.1リットルです。
こちらも重量はダッチオーブンの半分以下の重さです。
ただし、ダッチオーブンは鋳鉄(ちゅうてつ)製で蓄熱性が高いので、一度熱が通ってしまえば、火を切ってからも余熱を使った調理が可能というメリットもあります。
一長一短があるということですね。
④グリルのお手入れが大変
グリルのお手入れ画像(出典:kitchenhouse TJMデザイン)
ダッチオーブンの調理の場合、よっぽど吹きこぼさない限りグリルの庫内は汚れませんが、
焼き網を使って調理した場合は、当然肉や魚の油が庫内に飛びます。
最近の中高級グレードのコンロは、「グリル用のサイドカバー」が搭載されており、庫内が汚れてもこのサイドカバーを外してシンクで簡単に洗うことができます。
プラスドゥは昔ながらの設計ということもあり、このサイドカバーが搭載されていません。
なので庫内の汚れは、台所用洗剤を含ませたスポンジや布でよく拭き、洗剤が残らないように水拭きしないといけません。
まとめ
【+do(プラスドゥ)のデメリット】
①全面ゴトクを洗うのが大変(重い)
②ステンレス天板が傷付きやすい
③ダッチオーブンが重たい
④グリルのお手入れが大変
+do(プラスドゥ)は、全面ゴトクの唯一無二のデザイン性、圧倒的な高火力などメリットも多い商品です。
今回はデメリットに焦点を当てましたが、根強い人気を誇るプラスドゥのお手入れ性や調理性については下記の記事を参考にしてください。
おすすめ記事
今日の話は以上となります。
気になることがあったらいつでも質問してくださいね。