【プロが解説】ホワロCプラスとラクシエの違い4点とは?

ガス機器を10年以上販売して生きているキュウタといいます。

真っ白なテーブルコンロとして今人気があるリンナイの据置コンロ「HOWARO(ホワロ)」シリーズ。

その中でも最も高級感があり、機能が充実しているのが「HOWARO C plus」です。

お客様からよくこんな質問をいただきます。

ホワロCプラスとラクシエはどう違うの?

どっちがオススメなの?

キュウタ

ホワロCプラスとラクシエは機能的には同じグレードのコンロとなります。

「ラクシエ」とはリンナイで一般流通している高級コンロのことです。

先に結論から言います。

総合的には、ラクシエがオススメです!

清潔感のある真っ白なデザインが好きな方は、ホワロCプラスがオススメです。

この記事を書いた人【キュウタ】
キュウタ

<プロフィール>

一部上場のガスメーカーに勤める30代営業マン

10年以上給湯器とコンロを売り続けている

ガス機器を累計10,000台以上販売した副業ブロガー

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ではこの結論に至った理由と両者の違いについて、詳しく説明していきます。

目次

ホワロCプラスとラクシエの違い4つ

スクロールできます
ホワロCプラスラクシエ
①ゴトクステンレス(シルバー)ホーロー(ブラック)
②バーナーキャップカバー付き一体型(カバーレス)
③天板の加工クリスタルコートパールクリスタル
④販売方式WEB限定販売どこでも買える
価格相場(楽天)46,800円(税込)~46,580円(税込)~
ホワロCプラスとラクシエの比較表

ホワロCプラスは、ラクシエをベースに作られている商品です。

キュウタ

搭載しているボタンや機能的には全く同じで、外観のデザインを変えているだけです。

ではその違いについて、順番に解説していきます。

①ゴトクがステンレスかホーローか

「ゴトク」とは、鍋やフライパンなどを乗せるための金属製の土台のことです。

まずゴトクの素材と色が違います。

ゴトクの素材と色の違い

・ホワロCプラス→ ステンレス(シルバー色)
・ラクシエ→ ホーロー(ブラック色)

キュウタ

ステンレスゴトクは光沢のあるシルバー色をしており、非常に高級感があります。

しかし注意点が1つあって、「必ず先端が焼き付いて茶色に変色」します。

新品で購入したばかりの時はピカピカの状態ですが、使っていくうちにゴトクの先端が必ず茶色くなります。

専用のクリーナーもありますが、焼き付きを全てキレイに除去することはできません。

ホーローゴトクの場合でも、もちろん先端が茶色くなりますが、最初から黒いゴトクなので変色しても大して目立ちません。

ステンレスゴトクを選ばれる際には、ご注意ください。

②バーナーキャップがカバー付きかカバーレスか

カバー付きバーナーキャップの写真

炎が着火する丸いドーナツ型の部品は、「バーナーキャップ」と呼ばれています。

点火操作をすると、このバーナーキャップからガスが出て、点火プラグがスパークして火がつきます。

この素材は、アルミダイキャストで出来ており非常に丈夫です。

ラクシエの一体型バーナーキャップ

ラクシエの場合、これがてっぺんまで一体成形になっており、カバーレスで壊れにくい構造になっています。

ホワロCプラスのバーナーキャップ

ホワロCプラスの場合、てっぺんに金属のカバーがついています。

キュウタ

長年使っていると、このカバー部分が腐食して外れるリスクがあります。

③天板がクリスタルコートかパールクリスタルか

ホワロCプラスのクリスタルコート天板

ホワロCプラスもラクシエも、「ガラスコート天板」を採用しています。

ガラスコート天板とは、ホーロー天板にガラス質のコーティングをしたお手入れ性とデザイン性に優れた天板のことです。

ただし同じガラスコートでも、ホワロCプラスとラクシエでは違うコーティング技術を使っています。

クリスタルコートとパールクリスタルの違い

クリスタルコート(=ホワロCプラス):ホーロー天板にガラスコーティングすることで、汚れが落ちやすく傷つきにくいトッププレート

パールクリスタル(=ラクシエ):クリスタルコートの特長に加えて、さらにガラスのような光沢感があるクリアマイカ塗装をしたトッププレート

実際の写真で見比べると違いがよく分かります。

クリスタルコート天板の写真

上記は、ラクシエファインのクリスタルコート天板の写真です。

クリスタルコートは、どちらかと言えば「ホーロー天板」のような見た目になります。

ガラストップのような高級感や光沢感は薄い印象です。

パールクリスタル天板の写真

上記は、ラクシエのパールクリスタル天板の写真です。

パールクリスタルは「ガラストップ」に近い見た目になります。

光を反射するほどの透明感のあるクリアコーティングをしており、光沢感もあります。

キュウタ

ラクシエは「パールクリスタル」、ホワロCプラスは「クリスタルコート」となります。

④WEB限定販売かどこでも買えるか

最後の4つ目の違いは「WEB限定販売かどうか」です。

ホワロシリーズは、リンナイ公式ストアでのWEB限定販売となります。

リンナイの直接販売となるため、一律価格となります。

【楽天参考価格】

・ホワロ     → 19,580円(税込)
・ホワロC     → 35,800円(税込)
・ホワロCプラス → 46,800円(税込)

※ホワロCはラクシエファインをベースに作られており、違いはデザインだけです。

※ホワロはリンナイカタログのRT34シリーズをベースに作られており、違いはデザインだけです。

一方ラクシエはWEB販売はもちろん、量販店や地元のガス屋さんから購入することもできます。

一般のWEBショップやガス屋さんからラクシエを購入すれば、新品のガスホースをプレゼントしてくれたり、専用のお手入れセットがついてきたりします。

キュウタ

ホワロCプラスとラクシエは約100円〜200円の価格差なので、デザインや仕様の好みで選びましょう!

ホワロCプラスとラクシエに共通するポイント2つ

ここからは「ホワロCプラス」と「ラクシエ」に共通するポイント2点をご紹介していきます!

①遠赤外線セラミックバーナー

ホワロCプラスとラクシエのグリルは「シュバンクバーナー」と呼ばれるセラミック素材のバーナーを使っています。

セラミックで出来ているので、長年使用してもサビることはありません

セラミックは、歯医者さんや陶器など最近広く使われるようになった素材ですが、簡単に言えば「石」です金属ではないのでサビることはありません。

※グレードが下がると金属製のバーナーになるので、魚の塩分が何度もバーナー部に付着し、それが何度も高温で熱せられると、長年使っていると化学反応でサビてきます

最悪の場合、グリルに穴が開いてしまい、修理に出さないと使えなくなります

出典:Rinnai  

リンナイのシュバンクバーナーは、焼き鳥屋さんの厨房などで使われる業務用と同じ800℃のバーナーが使われており、遠赤外線が多く含まれるいるため、非常に高火力です。

キュウタ

遠赤外線は、熱の浸透率がよく食材の内部温度上昇が早いため、中までしっかり焼けます。

⑤イージークリーン

出典:Rinnai

イージークリーンとは、リンナイ独自の天板構造で熱を分散・放熱してくれる技術のこと。

焦げつきやすいバーナーまわりの温度を抑えてくれるのでお手入れはサッと拭くだけです

キュウタ

煮こぼれや油はねなどの汚れがこびりつきにくく、簡単なお手入れだけでキレイがキープできます。

まとめ:総合的にはラクシエがオススメ!

【ホワロCプラスとラクシエの違い4つ】

①ゴトクがステンレスかホーローか
②バーナーキャップがカバー付きかカバーレスか
③天板がクリスタルコートかパールクリスタルか
④WEB限定販売かどこでも買えるか

【ホワロCプラスとラクシエに共通するポイント2つ】

①遠赤外線セラミックバーナー
②イージークリーン

冒頭でも言いましたが、

総合的には、ラクシエがオススメです!

清潔感のある真っ白なデザインが好きな方は、ホワロCプラスがオススメです。

今日の話は以上となります。

気になることがあったら、お問い合わせフォームよりいつでも質問してくださいね。

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この記事を書いた人

一部上場のガスメーカーに勤める30代営業マン。2児の父。これまでガス機器を10,000台以上販売。その経験を活かし、ブログで日常生活のタメになる情報を発信中。

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