【もう悩まない】乾太くんを屋外設置する際の注意点とは?




 

ガス機器を10年以上販売して生きているキュウタといいます。

 

 

乾太くんがほしいけど、洗濯機の上にスペースがない!

 

洗面所に置けるスペースがない!

 

こういったご意見をお客さんから頂くことがあります。

 

そんなときには「乾太くんの屋外設置」がオススメです!

 

設置条件さえ満たせば、ベランダや軒下、カーポートなどの屋外でも設置することができます。

 

詳しく解説していきます。

 




目次

乾太くんの設置場所(割合)

出典:大阪ガス

 

大阪ガスの調査によると、乾太くんを設置した方の内、約70%が「洗面脱衣所」に設置しており、約18%が「ベランダ」や「庭・軒下」といった屋外に設置しております。

 

洗面所の洗濯機の上に専用台を置いて乾太くんを設置したり、乾太くんの荷重に耐えられるように補強した台の上に設置するご家庭が多いです。

 

洗濯を終えた服をそのまま乾太くんに入れることができるので、家事の動線からしても、効率的ですよね。

 

ただ洗濯機の上に、電気の分電盤作り付けの棚太陽光発電のパワコンなどがあるために、今の洗面所のスペース内に乾太くんを置くことが難しい場合もあります。

 

そんなときにオススメなのが「乾太くんの屋外設置」です!

 

屋外設置に必要な条件

出典:大阪ガス

 

乾太くんの屋外設置に必要な条件は

 

雨が直接かからない場所
防火上必要な離隔距離を満たしている

 

おもにこの2点だけです。

 

②の防火上必要な(障害物との)離隔距離は、上方4.5cm、左右4.5cmずつですので、屋外であれば問題なくクリアできると思います。

 

あとは、①の雨が直接かからないベランダや軒下への設置が必要となります。

 

ちなみに乾太くんは基本「屋内用」を想定した設計になっています。

 

雨水がかかったり、湿気の多い場所に設置すると、内部の基盤や配線関係が腐食するリスクがあるため、「雨が直接かからない場所」を設置条件としてうたっています。

 

屋外設置のデメリット

 

屋外設置のデメリットはおもに下記2点。

 

・洗濯物を外まで運ぶ手間が発生する
・運転音がするため、夜間は近隣への配慮が必要 

 

 

毎日外まで洗濯物を運ぶのは大変です。

 

雨の日も寒い日も外まで行って、乾太くんをセットしないといけません。

 

屋内に設置できるなら、その方が間違いなく使い勝手はよいです。

 

屋外設置のメリット

 

屋外設置のメリットはおもに下記2点。

 

家の中が狭くならない
ガス工事が屋内設置に比べて簡単にできる 

 

 

現状オール電化住宅で、新規でガスの引き込み工事をしなくてはいけない場合などでは、ガス配管工事が屋外の作業だけで済むので、比較的工事は簡単にできます。

 

ちなみに、オール電化住宅に乾太くんを設置するポイントについては、別記事でまとめましたので下記をチェックしてください。

 

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屋外設置のおすすめアイテム3点

 

乾太くんを屋外設置する際に、おすすめするアイテムを3点紹介します。

 

①本体保護カバー

本体保護カバーの画像(出典:Yahoo!)

 

屋外設置をすると、雨が直接かからないにしても、砂ぼこりや虫などがついて、どうしても本体が汚れてきます。

 

気になる場合は、オプションで「本体保護カバー」の設定があります。

 

専用の保護カバーは、扉面のカバー部分だけペロッとめくれるようになっているので、保護カバーをつけたままで運転することができます。

 

排湿トップDT-54NFの画像(出典:Yahoo!)

 

屋外で使用する場合は、別売の排湿トッ プ(DT-54NF)を上部につけるのですが、

 

専用カバーの場合には、この排湿トップもきれいに雨がかからないように保護しながら乾太くんの湿気を排出できます。

 

 

②専用台(低)

専用台(低)の画像(出典:Rinnai)

 

乾太くんを屋外設置する場合には、オプションの「専用台(低)」を使用するパターンが多いです。

 

専用台でなくても、強度を確保できればオリジナルの棚に設置は可能ですが、下記条件を厳守してください。

 

耐荷重が60kg以上であること
・棚板が必要な⼨法を確保していること  
・棚板が安定した⽔平であること

 

 

乾太くんの中で一番重い「RDT-52SAシリーズ」で本体重量が41kgもあり、ぬれた洗濯物を入れると棚には50kg近い負荷がかかるので、オリジナルの棚を用意する際にはご注意ください。

 

 

③デラックスタイプ

デラックスタイプの屋外設置イメージ(出典:東京ガス)

 

屋外設置の場合、どうしても道路から見える位置に設置しなくてはいけない場合があります。

 

通行人から見える位置に設置する場合には、扉に窓がないデラックスタイプがおすすめです。

 

スタンダードタイプは扉が丸窓なので中の洗濯物が見えてしまう可能性があります

 

デラックスタイプの場合は、そういった心配がないので安心です。

 

屋外設置の品番

乾太くんのカタログ画像

 

屋外設置の場合、乾太くんの品番が変わりますので、ネットで購入される方はご注意ください。

 

見た目や使い方は全く同じなのですが、屋外設置の場合は、常設形ガス機器という扱いになるのでガス接続口の仕様を「ねじ接続」タイプで発注してください

 

※都市ガスの場合は、強化ガスホースを使って接続しますし、LPガスの場合は、燃焼器用ホースを使って接続します。ガスにもいろいろ法律があるということです。

 

※ちなみに屋内設置の場合は、移動設置形ガス機器という扱いのため、乾太くんは「ガスコード接続」タイプとなります。

 

まとめ

【乾太くんを屋外設置する場合の注意点】

・屋外の場合、直接雨がかからない場所に必ず設置する 
・丸窓がないデラックスタイプがおすすめ
・乾太くんは「ねじ接続」タイプを選ぶ

 

 

家の中に置くスペースがないなら、屋外に「乾太くん」を設置して快適な生活を実現させてください!

 

 

乾太くんの商品ページ

 

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今日の話は以上となります。

 

気になることがあったらいつでも質問してくださいね。

 

 

 




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この記事を書いた人

一部上場のガスメーカーに勤める30代営業マン。2児の父。これまでガス機器を10,000台以上販売。その経験を活かし、ブログで日常生活のタメになる情報を発信中。

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