楽天でんきが大幅値上げ!【結論:大手電力より高くなります】

 

【重要・楽天でんきは公式ウェブサイトにて、2022年6月1日より料金改定(値上げ)することを発表しました】

 

楽天でんきは、IT企業大手の楽天グループ株式会社が運営する電力小売事業です。

 

基本料金0円で電気代は使った分だけ、電気代の支払いで楽天ポイントが貯まる&ポイントで電気代が払えるというおトクな新電力会社です。

 

この記事では楽天でんきが値上げした理由と、それに代わる新電力会社はどのように探すのが良いのかについて解説します。

 

目次

楽天でんきの値上げの理由

 

近年のロシアによるウクライナ侵攻等の国際情勢の急激な変化により、国際的に燃料価格が高騰していることが主な原因です。

 

これにより、調達先の一つである日本卸電力取引所の取引価格が昨年比2.7倍となるなど、電力調達価格も高騰し続けております。

 

企業努力だけではどうにもならず、「楽天でんき」は料金改定(地域により+4.3%〜+14.0%)に踏み切りました。

 

料金単価が最大14%値上げ

楽天でんきの新料金単価

 

上記は一般家庭向けの「プランS」の電力量料金単価です。基本料金の部分は変わらず0円のままですが、料金単価が4.3~14.0%値上げされるため、電気代はその分値上がりします。

 

楽天でんきでは、2022年3月4日から新規申し込みを一時停止しており、それだけでは電力事業の赤字を補填できないと判断したのでしょう。

 

既存顧客に対しても今回「値上げ」という形で、サービス内容の変更に踏み切りました。

 

燃料費調整制度の上限撤廃へ

 

電気料金部分の値上げに加え、燃料費調整制度部分にも変更が加えられます。

 

燃料費調整制度とは、天然ガス・原油・石炭の輸入価格の変動を電気代に変動する仕組みです。

 

燃料の輸入価格に応じて毎月変動する仕組みで、楽天でんきを始め多くの新電力、そして大手電力が導入しています。

 

楽天でんきではこれまで大手電力の標準メニュー(従量電灯)と同様に、燃料費調整に「上限」を設けていました。ですが今回の料金改定によりその上限を撤廃します。

 

ただし、燃料調整費の上限が撤退されたからといって、電気代が2倍3倍になることはありません。

 

楽天によれば、2022年4月の燃料費調整単価について、「上限なし」で計算したとしても、「上限あり」と比べて1kWhあたり最大で0.81円程度の値上がりになっていたとのこと。

 

 

※一般的な家庭の「年間電力量」は4322kWhといわれているので、年間で計算すると3500円程度の値上がりです

 

また、多くの新電力会社や大手電力会社の自由化向けプランには同様に燃料費調整の上限がありません。この点は楽天でんき特有のデメリットではないと言えます。

 

料金改定により大手電力より高くなる

 

今回の楽天でんきの値上がりで、大手電力会社の従量電灯プランよりも割高となります。

 

例えば、40A、400kWh電気を使う家庭の場合、大手電力と楽天でんきの電気料金を比較した一覧が下記になります。

 

大手電力料金楽天でんき新料金差額
北海道電力エリア13,159円13,680円+521円
東北電力エリア11,037円11,520円+483円
東京電力エリア11,353円11,780円+427円
中部電力エリア11,107円11,720円+613円
北陸電力エリア9,364円9,920円+556円
関西電力エリア9,971円10,200円+229円
中国電力エリア10,411円10,640円+229円
四国電力エリア10,320円10,760円+440円
九州電力エリア9,930円10,548円+618円
沖縄電力エリア11,102円11,280円+178円

 

 

大手電力会社ごとに比較しましたが、全てのケースにおいて楽天でんきの方が高くなります。

 

しかも「基本料金なし・従量料金一律」という楽天でんきのメリットが出やすい、電力使用量の多い400kWhの家庭で試算して全敗しているわけです。

 

電力使用量の少ない家庭ならもっと金額差は開きます。

 

なので、多くの一般家庭で楽天でんきは今後「割高」になると結論付けることが出来ます。

 

 

楽天ポイント進呈ルールが変更

 

2022年4月1日より楽天ポイントの進呈対象金額を税込価格から税抜価格へと進呈対象金額を変更となっています。

 

楽天でんきでは、電気料金の支払いで0.5%のポイントが貯まるのに加えて、電気料金を楽天カードで支払うとさらに1.0%分のポイントも貯められます。

 

つまり、電気料金の支払い+楽天カードで支払いで合計1.5%分のポイントが貯まるということです。

 

仮に、東京電力エリアで40A、400kWh、電気料金11,780円/月の場合で、どのくらい影響があるのか計算してみましょう。

 

【旧制度の場合】

楽天ポイント=11,780円/月×1.5%=176ポイント

 

【新制度の場合】

消費税等相当額=11,780円/月×0.1/(1.1)=1,070円/月
楽天ポイント=(11,780円/月-1,070円/月)×1.5%=160ポイント 

 

 

東京電力の電気料金が上表をもとにすると11,353円なので、楽天ポイント160Pを考慮しても楽天でんきの方が高くなります。

 

楽天でんきの電気料金の支払いでポイントが貯まるという最大のメリットをいかしても、大手電力の料金より高くなってしまうということです。

 

 

楽天でんきからの乗り換えがオススメ

 

大手電力よりも電気代が高くなる以上、楽天でんきの利用を継続するメリットは 特にありません。

 

値上げを機に、大手電力でも他の新電力でも構わないので「乗り換える」ことをおすすめします

 

では、どうやって新電力会社を探すのが良いのでしょう?

 

「楽天でんき」なみにおトクな新電力会社があるのか?1件1件問い合わせて、調べるのはとても大変です。

 

おまけに、今は電気料金の高騰を理由に新電力会社でも新規の電気受付を中止しているところも多数見受けられます。

 

【2022年4月20日現在】電気の新規申し込みを停止している新電力会社

・ 楽天でんき
・ サステナブルでんき
・ あしたでんき
・ サニックスでんき
・ Looopでんき
・ エルピオでんき(4月30日で電気事業終了)
・ リミックスでんき
・ シンエナジー
・ 親指でんき

 

 

そんなときには、

電気料金の比較サイトを活用しましょう!

 

電気料金と必要事項を入力するだけで簡単に料金のシミュレーションができます。

 

電力自由化で選べるようになったたくさんの電力会社の中から、おすすめの会社やプランをじっくり比較して選ぶことができます。

 

電気料金の比較サイトの中でも、特にオススメの大手サイト2社の特長や違いについてご紹介します。

 

電気料金比較サイトのおすすめ2社

 

ここからは電気料金の比較サイトの中でも、特にオススメの大手サイト2社の特長や違いについてご紹介します。

 

「電気チョイス」

 

電気チョイスは電気やガスのライフラインをはじめとして、保育サポートから求人、インターネット回線のIoT事業を手掛けている、株式会社Wiz(ワイズ)が運営しています。

 

電力会社を乗り換えるタイミングとして引越しの時に切り替える人が多く、一緒にネット回線の契約をした方に最大30,000円のキャッシュバックを実施しています。

 

キャッシュバックされるし面倒だから一緒に変えて便利!という声も多数あがっています。

 

 

全国に拠点を構えている

 

電気チョイスを運営している株式会社Wiz(ワイズ)は北は北海道から南は沖縄まで日本全国に拠点があります。

 

電力会社乗り換えサービスで全国に拠点を構えている会社は電気チョイスだけですので、そこは最大の安心ポイントです。

 

また、株式会社Wizはコールセンター業の実績・経験が豊富な会社のため、電話応対スタッフの対応も非常に評判がよいです。

 

札幌・仙台・宇都宮

東京本社・高田馬場・恵比寿・五反田 

名古屋・大阪・京都・徳島

福岡・宮崎・鹿児島・沖縄

 

など、12の都道府県に支社があります。

 

 

最大30,000円分のキャッシュバック

 

電気チョイス経由で電力会社を乗り換えると、最大30,000円分のキャッシュバックがあります。

 

これは他社の中でも最も多いキャッシュバック額です!

 

無料で電気料金を値下げできて、さらに30,000円分のキャッシュバックがあるのは嬉しいですよね。

 

 

【キャンペーン条件】

 

30000円新電力+指定サービス
3000円新電力のみ

※指定サービス:光コラボレーションサービスor フレッツ光

 

30,000円分のキャッシュバックの条件としては、電力会社乗り換えとネット回線を同時契約することでもらえます。

 

電力会社変更を行う方で、ネット回線の切り替えも検討している方なら同時に契約できて便利ですね。

 

また、仮にネットの契約をしなくても3,000円のキャッシュバックを受けることができますので、チェックしてみてください。

 

 


 

 

「エネチェンジ」

 

エネチェンジとは、2015年4月にサービスがスタートした国内最大級の電気・ガス比較サイトです。

 

ENECHANGE グループが運営するサイトです。

 

世界の「エネルギー革命」を推進するために、ENECHANGE株式会社(日本 2015年創業)SMAP ENERGY LIMITED(イギリス 2016年創業)の2社が、2017年6月に統合してできたのが「ENECHANGEグループ」です。

 

 

2020年にエネルギーテック企業として初めての東証マザーズに上場しています。

 

シミュレーションや電気料金に関する相談も全て無料ですし、エネチェンジ限定キャンペーンを実施している電力会社も多い、国内最大級の電気比較サイトです。

 

 

お友達紹介キャンペーンでAmazonギフト券500円

 

期間中にエネチェンジをお友達に紹介すると、紹介者の方とお友達にAmazonギフト券500円分をプレゼントしています

 

応募される前に、次の条件や注意事項などをご確認ください。

 

企画名お友達紹介キャンペーン
紹介者Amazonギフト券500円分
紹介されたお友達Amazonギフト券500円分
適用条件・お友達がエネチェンジの会員でないこと
・キャンペーン実施期間中にお友達が紹介用のURLからエネチェンジにアクセスし、サイト内で対象の電力会社・ガス会社にお申し込みいただくこと。引越し時の電気の申し込みも対象
・お友達が電気・ガスの使用開始日から6カ月後時点で契約を継続していること
適用されないケース・お友達が既にエネチェンジ会員の場合
・エネチェンジ以外のサイト、電力会社の公式サイトからのお申し込み
・紹介者またはお友達が、特典受け取り時点でエネチェンジ会員を退会されている場合
・お友達が電気・ガスを使用開始した日から6カ月以内に契約を解約・お引越しされた場合

 

まずは、自分で利用してみて電気代が安くなるのを実感出来たら家族や友人にも紹介してAmazonギフト券500円がもらえるというお得なキャンペーンです!

 

 

エネチェンジ限定のお得なキャンペーン特典がある

 

 

新電力会社によっては、エネチェンジ経由での申し込み限定でお得なキャンペーンを実施しているところもあります。

 

期間限定のキャッシュバックキャンペーンなど、エネチェンジ限定の特典を用意している新電力会社が多数あります。

 

キュウタ
キュウタ

どうせ乗り換えるなら特典は多いほうがいいですよね?

 

詳しくはエネチェンジのホームページをチェックしてください!

 

 

 


 

まとめ:楽天でんきからの切替は比較サイトを活用しよう

【楽天でんきが2022年6月1日より値上げ】

料金単価が最大14%値上げ
・楽天ポイント進呈ルールが変更

 

【電気料金比較サイトのおすすめ2社】

・電気チョイス: 全国に拠点を構えており最大30,000円のキャッシュバック
・エネチェンジ: 限定のお得なキャンペーン特典があり紹介キャンペーンでAmazonギフト券500円がもらえる

 

 

 

比較サイトはどちらがおすすめなの!?

キュウタ
キュウタ

正直どちらもオススメです。

そしてどちらからもシミュレーションをとるのがべストです。

 

 

というのも、この「比較サイト」というのは、全国の全ての電力会社と提携しているわけではありません

 

得意、不得意の地域があるので、あなたのお住まいの地域によって、おすすめの電力会社が変わるからです。

 

選択肢を広げる意味でも、この記事で紹介した「電気チョイス」「エネチェンジ」どちらもシミュレーションをしてみてお得になる電力会社をじっくり選ぶのが賢いやり方です。

 

 

ぜひチェックしてみてください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の話は以上となります。

 

気になることがあったら、お問い合わせフォームよりいつでも質問してくださいね。

 

 

 

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この記事を書いた人

一部上場のガスメーカーに勤める30代営業マン。2児の父。これまでガス機器を10,000台以上販売。その経験を活かし、ブログで日常生活のタメになる情報を発信中。

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