ガス機器を10年以上販売して生きているキュウタといいます。
2023年8月1日に発売するノーリツの新商品ビルトインコンロ「Orche(オルシェ)」
5月に行われたノーリツ厨房新製品発表会では、辻希美さん・杉浦太陽さんが出演したことで話題になりました。
Yahoo!ニュース:ノーリツ新商品発表会に夫婦そろって登場した辻希美・杉浦太陽
私も先日メーカーさんの研修会を受講して、オルシェの実物を体感してきました。
一言でいうと、「とにかく王道」です。
焼き網も使える!調理プレートも付属!デザインもおしゃれ!
時代の流れをくむ王道のコンロ。それが「Orche(オルシェ)」です。
この記事ではオルシェのポイント6点について徹底解説していきます。
<プロフィール>
一部上場のガスメーカーに勤める30代営業マン
10年以上給湯器とコンロを売り続けている
ガス機器を累計10,000台以上販売した副業ブロガー
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新商品コンロ「オルシェ」のポイント6つ
①ガラス面を極限まで広げた天板が選べる(75cmタイプのみ)
②業界No.1の熱効率「スマートエコバーナー」
③新グリル容器「ロティプレート」
④調理中の温度が見える「温度クック機能」
⑤掲載レシピは約1,700!新アプリ「つなぐレシピ」
⑥「感震停止機能」を標準搭載
※ちなみに「Orche(オルシェ)」は「all(全て)」と「chef(料理人)」を掛け合わせた造語。
誰もがシェフのように美味しい料理を作れるようになってほしい、という意味が込められています。
では、ポイントを1つずつ解説していきます。
①ガラス面を極限まで広げた天板が選べる(75cmタイプのみ)
今回のオルシェでは75cmタイプのみ、「ガラス面を極限まで広げた天板」を選ぶことができます。
ガラス面を極限まで広げて、グリル排気口の周りをひろびろとスッキリさせたことで、凹凸が少なく清掃性の高い天板に仕上げました。
このスッキリとした排気口デザインは、パロマのフェイシスやウィズナで先駆けて販売しておりました。
ノーリツもこのスッキリとした人気デザインを取り入れたということですね。
サッと拭くだけでキレイにできるので、お手入れの時短につながります!
※注意点として、「ガラス面を極限まで広げたデザイン」はコンロの下にオーブンは設置できません。
オーブンの排気筒が接続できないためです。
その場合、60cm天板か、排気口周辺に金属パーツがある75cm天板のタイプをお選びください。
②業界No.1の熱効率「スマートエコバーナー」
オルシェのバーナーは今までのコンロにない新しい技術を駆使しており、「スマートエコバーナー」と呼ばれています。
従来のコンロは炎が直線的にのびるのに対し、オルシェは曲線を描くように旋回して炎が出ます。
これにより炎が鍋にあたる距離を長くして、熱効率を向上させることができました。
またバーナーを小径化させることで、鍋中心部への火あたりも向上。鍋底全体の温度を均一化させ、焼きムラを軽減させています。
オルシェは、業界No.1のエネルギー消費効率56.2%を達成しました!
・デリシア(リンナイ):55.6%
・ピアットワイドグリル(ノーリツ):55.6%
・オルシェ(ノーリツ):56.2%
・デリシア(リンナイ):55.8%
・ピアットワイドグリル(ノーリツ):56.2%
・オルシェ(ノーリツ):56.6%
※熱効率は高火力バーナーの数値で比較しています。
ちなみに10年以上前の旧式のコンロの熱効率は約51%ほどでした。
高効率ガスコンロには、温度を感知して自動で火を調節する機能や、タイマー機能など節約に繋がる機能を持っている機種もあり、実際の節約額はもう少し大きくなるでしょう。
③新グリル容器「ロティプレート」
オルシェは、食材を並べる面積を最大限に広げた新グリル容器「ロティプレート」が付属です!
スクエアなデザインで容量もアップしたので、一回でたくさんの量を調理できるようになりました。
旧商品のピアットワイドグリルに入付けだったクックボックス(ワイドグリル用)と比べると、奥行きが約44mmもアップしています。
クックボックスの場合、大きいサンマだと頭をカットしないと容器に入りませんでしたが、ロティプレートならさんまを丸ごと焼くことができます。
・クックボックス奥行き(ノーリツ):271mm
・ココットプレート奥行き(リンナイ):306mm
・ロティプレート奥行き(ノーリツ):315mm
グリル庫内の油はねを99.9%カット!
プレート本体はフッ素コート塗装されているので油汚れも落ちやすく、いつもキレイをキープできます。
グリルの汚れやニオイも気にしなくて済みます。
④調理中の温度が見える「温度クック機能」
調理中の温度が見えるノーリツ独自の「温度クック機能」を搭載!
調理中の鍋底温度を操作パネルで見える化しました。
卵焼きやステーキなど今まで火加減を感覚で焼いていたお料理でも、時に失敗することがありますよね?
食材の大きさや微妙な火加減の違いにより、ミスしてしまうわけですが、温度を見える化することでベストな調理温度を見つけ出すことができます。
これまで調理していた温度が何度だったのかが分かるので、温度キープでその温度に設定しておくと、安心して調理ができます。
①点火後に「モード」ボタンを押す
②コンロ液晶部に鍋底温度が表示され、温度の上昇が見える
③キープしたい温度で「温度キープ」ボタンを押せば、その温度をキープできる
操作はカンタンですね!
経験や勘に頼ることなく、いつも安定した調理が可能になりました!
⑤掲載レシピは約1,700!新アプリ「つなぐレシピ」
オルシェ専用の新アプリ「つなぐレシピ」を使えば、毎日の調理を便利に楽しめます。
献立検索・レシピ送信だけでなく、お知らせ通知やレシピノート機能など今までのコンロアプリにない機能も搭載しています。
お知らせ通知
お知らせ通知とは、点火ボタンの戻し忘れや長時間の調理のアラートを通知してくれる機能のこと。
コンロの点火状態や調理中の目安温度をスマホのアプリ画面で確認できるので、家事の段取りをサポートしてくれます。
レシピノート機能
コンロに転送したレシピをカレンダーに記録。料理のコツや家族の感想などを自由に書き込めるので、自分だけのレシピノートが作れます。
⑥「感震停止機能」を標準搭載
オルシェは「感震停止機能」を標準搭載しています。
旧商品のピアットシリーズでは、感震停止機能はあくまでもオプション機能で、別売の感振器を購入して取付しないと使えませんでした。
好評の「グリルクリーンモード」は継続搭載
グリル庫内のいやなニオイが気になる方には、「グリルクリーンモード」がオススメです。
旧商品のピアットワイドグリルにも搭載しておりましたが、オルシェにも標準装備されています。
魚などを焼いた後のニオイやベタつきを軽減し、次の料理にも気持ちよく使えます。
注意点としては、クリーンモードを使う前に「グリルサイドカバー」と「焼き網」は必ず取り外してください。
取り外さずにクリーンモードをしてしまうと、サイドカバーの汚れが逆に焼き付いてしまったり、焼き網のフッ素コートを傷める原因になりますのでご注意ください。
まとめ:オルシェは王道のデザイン性と機能性が光る一品!
①ガラス面を極限まで広げた天板が選べる(75cmタイプのみ)
②業界No.1の熱効率「スマートエコバーナー」
③新グリル容器「ロティプレート」
④調理中の温度が見える「温度クック機能」
⑤掲載レシピは約1,700!新アプリ「つなぐレシピ」
⑥「感震停止機能」を標準搭載
※好評の「グリルクリーンモード」は継続搭載
ノーリツはこれまでマルチグリルや+doなど、独自性の高い商品が多いのですが、今回のオルシェはとにかく「王道」です。
オルシェの発売にともない、ピアットマルチグリル・ピアットワイドグリルは2023年7月末で受注終了となります。
マルチグリルはプログレのみとなります。ピアットシリーズは今後ピアットライトのみとなりますので、ご注意ください!
プログレの口コミは下記の記事にまとめましたので、チェックしてください。
ピアットライトの口コミ記事は下記をチェックしてください!
今日の話は以上となります。
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