ガス機器を10年以上販売して生きているキュウタといいます。
ということで、この記事では各メーカーの調理ボックスの違いを徹底解説します!
そんなお客様の声にこたえて、開発されたのがグリル用調理ボックスです。
今では、どのメーカーのカタログにも当たり前のように載っていますが、じつは各メーカーで呼び方が違います。
・ノーリツ →クックボックス
・リンナイ →ココットプレート
・パロマ →ラ・クック
先に結論を言います。
・焼き目をしっかりつけたい方は、ココットか、クックボックスがおすすめ
・油はねを極限まで落としたい方は、ラ・クックがおすすめ
この結論にいたった理由を解説していきます。
リンナイのココットプレートの特長
特長:さんまが4尾入る奥行き306mmの大容量ボックス
この低価格帯のコンロから使える調理ボックスで、さんまが切らずに3〜4尾入るココットプレートは日々のお料理の即戦力となります。
上部に開口スリット(切れ目)が入っているので、食材を直火で焼けます。食材の外側をカリッと焼き上げて、食感まで楽しめる美味しさに仕上げてくれます。
※開口スリットが入っていても、飛ぶ油は上部のバーナーが焼き切ってくれるので、 グリル庫内の汚れは99.9%カットできます。
お魚だけでなく、惣菜のあたため直しやパンやウインナーといった朝食セットを一度で数種類の調理ができて時短にもつながります。
下側のプレート波型形状で、油をしっかり切ってくれますし、独自のウェーブ形状で落とした油は隅の方に流れるのでとてもヘルシーな仕上がりになります。
・ココットプレート(標準グリル用)寸法mm: 幅228×奥行306×高さ51
・ココットプレート(ワイドグリル用)寸法mm: 幅243×奥行305×高さ54
ココットプレートは各社の普及品コンロ用の調理ボックスの中で、最も容量が大きいです。 魚もしっかり入ります。
パロマのラ・クックの特長
特長:上部に開口スリットがないため、油はねを極限まで減らせます
上部に他社のような開口はなく、奥側に穴を設置することで油はねを防止。
蒸気を逃しながらも旨味を閉じ込めて焼き上げてくれます。
※注意:煮込み料理はできません
ラ・クックは、内面の黒色セラミック塗装により、遠赤外線効果があります。
つまり表面に焼き目がつく頃には、中はしっかり焼けているということです。かつ、食材に対して均一にまっすぐ飛ぶ性質を持つため、焼きムラが少ないのも、遠赤外線の特徴です。
※他社は、ボックス側ではなく、グリルのバーナー側に遠赤外線効果を持たせています。
※ノーリツの場合は、全てのコンロのグリルに「サンフレームバーナー」と呼ばれる遠赤外線効果のあるバーナーを採用しています。
※リンナイの場合は、リッセ、デリシアといった中高級機種には「シュバンクバーナー」と呼ばれる業務用でも使われるような強力なバーナーを採用して、遠赤外線効果を持たせています。
・ラ・クック寸法mm: 幅230×奥行256×高さ50
・ラ・クックグラン寸法mm: 幅232×奥行303×高さ51
ラ・クックはフタが一番しっかりとしており、3社の中で油ハネは最も防止できる調理ボックスと言えます。
しかしラ・クックやラ・クックグランはフタがしっかりしている分、トースト調理などのカラッと焼く料理には不向きです。
詳しくは下記を参考にしてください。
個人的には容量が小さいラ・クックよりも、オプション設定されている「ラ・クックグラン」をおすすめします。
ラクックが使えるコンロには全て対応しているので、パロマのコンロに買い換えされる時には ラ・クックグランをセットで購入されることをオススメします。
ノーリツのクックボックスの特長
特長:3社の中で唯一「支持脚」はそのままでボックスが設置できます。
支持脚とは、焼き網を乗せる台のことです。
他社の調理ボックスは、焼き網用の支持脚では固定できません(調理ボックス用の専用の支持脚がないと固定できないようになっています)。
ノーリツのクックボックスは焼き網部分を外すだけで、調理ボックスが固定できるため、焼き網と調理ボックスを頻繁に入れ替えて料理されたい方にはおすすめです。
※庫内の油はねは、他社同様99.9%カットできます。
・クックボックス(標準グリル用)寸法mm: 幅180×有効奥行270×高さ46.5
・クックボックス(ワイドグリル用)寸法mm: 幅209×有効奥行271×高さ46.5
弱点として「クックボックス」は、3社の調理ボックスの中で最も容量が小さいです。
画像を見てもらったら分かるように、さんまは頭を飛ばさないと入りません。
4〜5人家族だと、ちょっと物足りない容量かもしれません。
そのため調理ボックスに重点を置くのであれば、「クックボックス(ワイドグリル用)」が使えるピアットライト以上の機種をオススメします。
今使っているコンロに市販の調理ボックスを使ってはダメなのか?
先に結論を言いますと、、全然ダメじゃないです。
まだコンロの買い替え時期ではないし、、焼き網のお手入れは面倒くさい、、という人はネットでも安いものだと2,000円~3,000円で買えちゃうので非常にコスパが良いです。
「購入前に自宅コンロのグリル庫内寸法を測る」ことは忘れないでくださいね!
理由は2点あって
②市販の調理ボックスの場合、家の焼き網より確実にサイズが小さくなるため
上記の2点にはご理解いただいた上で、購入を検討してください。
ちなみに市販のグリルプレートの中では、「イシガキ産業 グリル名人」がおすすめです。
私の自宅でも以前使っており、長年愛用しておりましたが問題なく使えていました!
下記にリンクを貼っておきます。
まとめ
・ココットは基本的にサイズが大きく使い勝手がよい
・油はねを極限まで落としたい方はラ・クックがおすすめ
・ラ・クックの弱点は小さいサイズ。今ならラ・クックグランが断然おすすめ
市販の調理ボックスでもよいですが、焼き網より容量が小さくなることはご了承ください^ ^
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では今日の話はここまでです。
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