ガス機器を10年以上販売して生きているキュウタといいます。
先日ノーリツの売れ筋コンロ「ピアットマルチグリル」のポイントをまとめた記事をご紹介しました。
それをさらに上回る、ノーリツの最上級グレードのコンロ「PROGRE(プログレ)」の特長について今回解説していきます。
ちなみに、
というイメージです。
今回はこのプラスアルファの要素である「最高水準の安全性・機能性」にしぼって解説します。
なので、そもそもマルチグリルとは何?という方は、下記のピアットマルチグリルの記事をチェックしてみてください。
では、プログレのポイントについて解説していきます。
安全機能
鍋なし検知機能
「鍋を置いていない時は点火しない」安心設計です。
年配の方や小さいお子さんがいるご家庭ですと、誤って点火スイッチを押してしまうこともありますが、「鍋なし検知機能」がついていれば安心です。
さらに消し忘れ防止機能もついています。
点火している状態で鍋を離すと、自動的に弱火になり、約1分後には自動消火してくれます。
これがあれば、コンロの火の消し忘れから解放されます。
感震停止機能
震度4相当の揺れを感知すると、自動的にガスを遮断してくれる機能です。
突然の揺れを感じたら、自動でガスをストップしてくれるので、万が一の時にも対応してくれる賢い機能です。
グリル調理機能
プログレはグリルの構造自体は、ピアットマルチグリルと同じですが、温度や炎の制御の仕方が進化しています。
特に、低い温度に保つ技術がすごいです。
グリルは構造上、密閉性も高いため、火をつけたらどんどん温度が上昇して、あっという間に300℃以上まで上がります。
しかしプログレは、自動で点火と消化を繰り返しながら、庫内を低い温度(60℃〜70℃)に保つことができます。
この技術によって下記のオートメニューが可能になりました。
【プログレだけのグリルメニュー】
・ 燻製(くんせい)モード
・ 解凍焼き上げモード
・ 低温調理モード
・ パン発酵焼き上げモード
・ 冷凍食品モード
・ 肉じゃが・カレー・筑前煮
順番に解説していきます。
燻製(くんせい)モード
チーズやうずらのたまご、ちくわや手羽先など、普段の食材を使って燻製(くんせい)料理ができます!
これは私もメーカーの研修会の時に食べましたが、本当に美味しいです!!
しかも操作はとっても簡単。
【燻製(くんせい)モードの操作方法】
①燻製チップ(さくらチップなど)をキャセロールの底面にしきつめる (スーパーで500g(約30回分の量)約500円ほどです)
②付属の燻製網を乗せて、アルミホイルの上に食材を乗せる
③燻製モードでタイマーを10〜15分(食材による)セットして焼く
これだけです!
特にチーズとうずらのたまごは、個人的におすすめです。
びっくりするくらい美味しいです!
解凍焼き上げモード
これは毎日忙しいママさんには大変評判の良い機能です。
冷凍のお肉をそのままグリルにセットして、解凍から焼き上げまで一気に調理できます。
普通のグリルで冷凍のお肉をそのままセットしたら、
こんなことになります。
プログレは低い温度に保つ技術が優れているので、この解凍焼き上げが可能になりました。
注意点としては、お肉を冷凍する前に下味をつけてください。
解凍から焼き上げまで一気にやってくれるので、あとから下味をつけることができません。
次の週は忙しいから帰りが遅いかも…と思っても、週末に下ごしらえをして冷凍しておけば、マルチグリルで一気に解凍焼き上げができます。
低温調理モード
ローストビーフや蒸し鶏などが低温調理器がなくても、お家で作ることができます。
ただしこれはすごい機能ですが、とてつもない調理時間がかかるので注意が必要です。
ゆっくり熱を通す料理なので、出来上がるまでに2時間30分〜3時間ほどかかります。
特別な日の、特別な料理を作るには最適だと思います。
パン発酵焼き上げモード
パンを発酵から焼き上げまで自動で調理できます。
こねて成型した生地をセットし、時間を設定するだけです。
点火後、35分経過するまでは発酵を行い、その後焼き上げを行います。
例えばパン発酵焼き上げモードで、タイマーを50分にセットすれば、最初の35分は発酵、残り15分で焼き上げを行います。
オーブンなしでお家でパンを簡単に焼けるのは嬉しい機能ですね。
冷凍食品モード
冷凍食品モードは、市販の冷凍食品を美味しく焼き上げることができます。
電子レンジだとベチャッとしてしまうような、焼き餃子や唐揚げ、焼きおにぎりなどもパリっと美味しく調理できます。
肉じゃが・カレー・筑前煮
プログレには、「肉じゃが・カレー・筑前煮のオートメニュー」が追加されています。
この3品はキャセロールを使って調理します。
肉や野菜などの食材をできるだけ平らに並べて、カレーならカレールゥを細かくして入れます。
あとは量によって30分〜40分ほどタイマー設定すれば、出来上がりです!
オートメニューをセットしてしまえば、ほったらかしで調理できるので、他のお料理に集中することができます。
※注意点としては、じゃがいもやにんじんなどの野菜は細かく切るということです。
ゴロゴロした野菜だと固さが残ることがあります。
コンロ調理機能
ここまでグリルの調理機能について説明しましたが、コンロ(3口のバーナー)の便利メニューも搭載されています。
【プログレだけのコンロメニュー】
・ 焼サポート
・ 煮るオート
・ 麺ゆでモード
順番に解説していきます。
焼サポート
火加減を調節しながら、裏返すタイミングをお知らせする機能です。
ハンバーグやホットケーキなどの調理をサポートしてくれます。
煮るオート
火力を自動で調節し、煮もの調理が出来上がると自動で火を消し、ふきこぼれや煮込みすぎを防ぐモードです。
できる料理は、肉じゃが・カレー・筑前煮の3品です。
マルチグリルのオート調理メニューに追加された3品と一緒ですね。
コンロ上のバーナーでも同じようにオートで調理ができるということです。
基本的にはマルチグリルを使って、キャセロールで調理した方が美味しくできます。
火が上下から入りますし、遠赤外線効果もあるので食材に熱が通りやすいためです。
しかし、マルチグリルで他の調理をしていて使えない時などには、同時進行で「煮るオート」機能でコンロ上でも煮込み料理がオートでできるというのは助かりますね。
麺ゆでモード
火力を自動で調節し、設定したゆで時間になると自動で火を消し、ふきこぼれやゆで過ぎを防ぐモードです。
【麺ゆでモードの操作方法】
①点火ボタンを押す
②モードボタンを押し「麺ゆで」を選択し、お好みのゆで時間を設定する
③沸騰したらブザー音が鳴るので、麺を入れ、点滅しているモードボタンを押す
④設定時間になるとブザー音でお知らせし、自動で火が消える
いちいち麺の状態を気にしなくても、ブザー音でお知らせしてくれるので、他の調理に集中することができます。
グリル・コンロ共通機能
スマホアプリ「マルチグリルアプリ」に対応
プログレではスマホの無料アプリ「マルチグリルアプリ」と連動させることができます。
マルチグリルアプリでは約500種類のレシピから検索ができますし、写真付きの手順も載っています。
レシピどおりに食材を下ごしらえして、専用容器をセット。
コンロにデータを送信して点火ボタンを押すだけ!
あとはおまかせで料理が完成します。
お手軽さだけでなく、毎日の献立選びにも活躍してくれるアプリです。
音声ガイド
コンロの状況に合わせ、音声で手順を案内してくれます。
例えば、お鍋のない状態で点火ボタンを押した場合には、「鍋をおいてください」とアナウンスをしてくれます。
コンロの状況も分かりやすく、安全上のお知らせも音声で案内してくれます。
※ちなみにワングレード下のピアットマルチグリルだと、「ピピッ」や「ピー」といった効果音だけでのお知らせとなります。
まとめ
【安全機能】
・ 鍋なし検知機能
・ 感震停止機能
【グリル調理機能】
・ 燻製(くんせい)モード
・ 解凍焼き上げモード
・ 低温調理モード
・ パン発酵焼き上げモード
・ 冷凍食品モード
・ 肉じゃが・カレー・筑前煮
【コンロ調理機能】
・ 焼サポート
・ 煮るオート
・ 麺ゆでモード
【グリル・コンロ共通機能】
・ マルチグリルアプリに対応
・ 音声ガイド
ノーリツの最上級グレードのコンロ「PROGRE(プログレ)」には、最高水準の安全性と調理性能がそなわっています。
チェックしてみてください。
プログレの商品ページ
今日の話は以上となります。
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