ガス機器を10年以上販売して生きているキュウタといいます。
今回は自宅でも使っている「ノーリツのピアットマルチグリル」についてレビュー記事を書きました。
【こんな方にオススメ!】
・毎日たくさんの品数を調理される方
・お手入れがラクなコンロを求めている方
・焼き網での調理にこだわらない方
特に、グリルの焼き網での調理にこだわらない方には断然オススメしているコンロです。
詳しく解説していきます。
焼き網のない革命的コンロ
「マルチグリル」という言葉が初めて世に出たのは、ノーリツがスマートコンロを発売した2014年のことでした。
【マルチグリルの語源】
・ multi:多様な
・ grill:グリル
マルチグリルとは、その名の通り「多彩な料理ができるグリル」いう意味です。
そもそも焼き網がありません。
ガスコンロでもIHのような洗練されたカッコいい商品が作れるんだ!というメーカー(ノーリツ)の意地を感じました。
定価で34万円ほどする最高級コンロだけに搭載されていた「マルチグリル」は、それから約8年の間に進化し続けてきました。
よりお客さんがお求めやすいように研究開発を重ねて、定価24万円台の中級グレードのコンロでも選べるようになったのです。
それが「ピアットマルチグリル」です。
焼き網がないメリット3点
ピアットマルチグリルの最大の特長「焼き網がない」メリットについて、自宅で使っている経験もふまえて3点解説していきます。
①お手入れがラク
焼き網がない代わりに、付属の「プレートパンL」で焼き物料理ができます。
焼き網で焼くお魚も美味しいのですが、あとのお手入れが大変めんどうです。
焼き網をゴシゴシ洗って、油のたまった受け皿を洗って、グリル庫内を掃除して、といった手間が発生します。
マルチグリルの場合、プレートパンを洗うだけでOKです。
しかも表面は、「スーパーセラコート」と呼ばれるセラミックコーティングをほどこしています。
油汚れも本当に落としやすいのでオススメです。 食洗機に入れて洗っても大丈夫ですよ。
※ただし、できるだけ調理後すぐに洗うのをオススメします。時間があくと汚れがこびりついてとりにくいです。
②煙が出にくい専用設計(スモークカット)
新たな燃焼方式により、焼き魚などの調理時に発生する煙やニオイを大幅に削減しました。
排気口から出る煙は従来の約80%削減、ニオイも約92%削減となり、高気密住宅などでも快適に調理していただけます。
焼き網の場合、食材に直接火が入るため油も飛びやすいし煙も出やすいわけです。
焼き網をなくしてプレートを加熱する方式にしたことで、煙もニオイも少なく快適に調理が楽しめます。
③真下の温度センサーで繊細な火加減調節
マルチグリルは、上部のバーナーとは別で、温度を細かく見張る「温度センサー付き下火バーナー」を搭載しています。
通常の焼き網タイプのコンロの場合、温度センサーはグリルの一番奥に設置されています。
グリルの奥は一番温度が高い場所になるため、温度が正確に測れないことがありましたが、
マルチグリルの場合、真下の温度センサーがプレートの真ん中で温度を測るため大変正確です。
メニューにぴったりの火加減を自動調節しておいしく仕上げます。
専用容器で、従来のグリルではできない多彩な調理が可能になりました。
「1台8役のマルチグリル」で出来るコトとは?
マルチグリルの特長として、「お手入れ性」と並んで評価されているのが「調理性能」です。
マルチグリルは1台8役の万能グリルです。
【マルチグリルでできる調理メニュー】
① 焼く(オートグリル)
② ノンフライ
③ あたため
④ トースト
⑤ 煮る
⑥ 蒸す
⑦ パン
⑧ ごはん
自宅でも毎日使っている私の奥さんは「メニューのレパートリーが増えた!」「料理が同時進行で出来るから便利!」と言っておりました。
詳しく解説していきます。
プレートパンでできること
プレートパンで調理できるメニューはおもに下記4点です。
【プレートパンでできる調理メニュー】
① 焼く(オートグリル)
② ノンフライ
③ あたため
④ トースト
日頃からお客さんにお伝えしていることですが、「肉や魚はグリルで焼いた方が間違いなく美味しい」です。
食べた時の食材の柔らかさ、旨味が全然違います。
その秘密は下記2点。
① 無水両面焼き
② 遠赤外線を含んだ「サンフレームバーナー」
ひっくり返す手間がない「無水両面焼き」は今や当たり前として、
サンフレームバーナーと呼ばれる遠赤外線を含んだグリルバーナーを採用しています。
遠赤外線は、熱の浸透スピードが早く送り込める熱量も多いため、食材内部の温度上昇が圧倒的に早くなります。
かつ遠赤外線は輻射熱(ふくしゃねつ)で、「食材に対して均一にまっすぐ飛ぶ性質を持つ」ため、焼きムラが少ないです。
我が家では肉や魚は基本グリルで焼いています。
フライパンで焼くよりも明らかに柔らかく仕上がるので、だまされたと思って一度グリルで焼いてみてください。
キャセロールでできること
キャセロールで調理できるメニューはおもに下記4点です。
【キャセロールでできる調理メニュー】
① 煮る
② 蒸す
③ パン
④ ごはん
別売のキャセロールを使えば、煮込み料理(肉じゃが等)や蒸し料理(茶碗蒸し、プリン等)もグリルで調理できます。
パンもオーブンなしで作れます!
キャセロールでパンを作った写真(キュウタ撮影)
自宅でやってみましたが、キャセロールの温度を自動で均一に調節するのでパンもケーキも上手に焼くことができます。
この「定価24万円台のコンロでふた付き鍋が使える」のがピアットマルチグリルの良さです。
例えば、リンナイのふた付き鍋の「ザ・ココット」が使いたかったら、最高級グレードのデリシアを選ばないといけません。
これは定価30万円以上するコンロです。
ピアットマルチグリルの方が圧倒的にコスパが良いことが分かりますね。
同時進行で調理が可能
マルチグリルの場合、グリルは魚を焼く専用の場所ではありません。
ハンバーグも焼けるし、シチューも煮込めるし、ノンフライ唐揚げもグリルで調理できます。
なので、コンロ上の3口+グリル1口の合計4ヶ所をフルに使って、同時進行で調理が可能です。
参考までに、下記は我が家のある日の夕飯の調理風景ですが、
マルチグリルで同時調理している写真(キュウタ撮影)
② 右バーナー:ハンバーグソース
③ 左バーナー:煮物
④ 後バーナー:みそ汁
この4ヶ所をフルに使っているのが分かります。
特にお子さんがいるご家庭や人数が多いご家庭などでは、どうしても料理の品数も量も多くなります。
そんなとき、同時進行で調理できるピアットマルチグリルは強い味方になってくれること間違いなしです!
まとめ:自宅で使っても最高だった万能グリル
【ピアットマルチグリルの特長】
・焼き網のない革命的コンロ
・焼き網がないメリット3点
①お手入れがラク
②煙が出にくい専用設計(スモークカット)
③真下の温度センサーで繊細な火加減調節
・1台8役の万能グリル
・同時進行で時短調理ができる!
グリルの焼き網での調理にこだわらない方には断然オススメのコンロです。
ぜひチェックしてください!
商品ページ
キャセロールLのページ
今日の話は以上となります。
気になることがあったらいつでも質問してくださいね。