ピアットラックリーナの口コミ【結論:唯一無二のお手入れ性】

 

ガス機器を10年以上販売して生きているキュウタといいます。

 

先日ご紹介したノーリツの「ピアットマルチグリル」の記事ですが、たくさんの反響をいただきありがとうございます。

 

そんなピアットマルチグリルですが、実は1機種だけ業界唯一の天板を使ったかつてない清掃性を実現したコンロがあります。

 

その名も「ピアットラックリーナ」

 

 

この商品の特長について詳しく解説します。    

 

目次

業界唯一のアルミニウム天板

ラックリーナの画像(出典:Noritz)  

 

元々ラックリーナは、2011年にノーリツ(ハーマン)が東京ガスと共同開発で作った商品で、アルミニウムを天板の素材に使った画期的なビルトインコンロです。

 

調理機器に汚れがこびりつくのは、油はねや煮こぼれが高温の天板に触れて水分が蒸発し、焦げ付くことが原因ですが、  

 

熱を分散する性質を持つアルミニウム天板を採用したことでその問題が解消されました。

 

   

バーナー使用中のラックリーナ天板(出典:Noritz)    

 

上記は、着火してコンロを使用している時のバーナー周りのサーモグラフィ画像です。

 

バーナーは真っ赤ですし、ゴトクは濃いオレンジですが、天板は黄色~きみどりになっており、天板に熱が伝わりにくいのがよく分かります。

 

出典:Noritz  

 

次にラックリーナ天板の焦げ付きにくさを実験した、上記の画像を見てください。

 

バーナー周りにソースやタレなどをたらし、30分間加熱したあとでも、タオルでサッと汚れをふき取ることができます。

 

放熱性が高いアルミニウムを素材に使用しているので、天板が高温にならず汚れがこびりつかないので簡単にお掃除ができます

 

※ちなみに、「ラックリーナ」は楽に汚れが取れることから「ラク」「クリーン」を組み合わせて名付けられました。

 

そしてアルミニウム素材なので「絶対に割れない天板」です。  

 

最近主流のガラストップコンロも強化ガラスを使っているので、よっぽどのことをしない限り割れませんが、ガラストップである以上、割れるリスクはゼロでありません。

 

「お手入れがカンタンで絶対に割れない天板」というのが他にはないラックリーナの魅力の1つといえます

 

元々東京ガスエリアでのみ販売されていましたが、その清掃性の高さから大ヒットしたため、2018年に全国での販売がスタートしました。  

 

それだけ信頼と実績のあるコンロということですね。  

 

表面はテフロンプラチナ加工

ラックリーナの天板画像(出典:Noritz)    

 

アルミニウム天板の表面は、テフロンプラチナ加工がほどこされております。  

 

ちなみに、天板をテフロン加工したガスコンロはこのラックリーナが日本で初めてです。  

 

さらに、テフロンの中でも卓越した耐久性を持つ「テフロンプラチナ」で天板をコーティング加工し、清掃性を向上しました。  

 

ちなみに「テフロン」は、ものがこびりつかない非粘着性、滑り性、耐熱性、耐薬品性等に優れた特徴を持つフッ素樹脂で、ケマーズ社の登録商標です。  

 

一般的には、ものがこびりつきにくいという特徴を生かしてフライパンお鍋などの表面加工に使われています。

 

テフロンのグレードの違い(出典:北陸アルミニウム株式会社)    

 

テフロン加工には耐久性の異なる6つのブランドがあり、耐久性が高い方から順に  

 

①「テフロンプロファイル」
②「テフロンプラチナプラス」 
「テフロンプラチナ」→ラックリーナ天板で採用
④「テフロンラディアンス」
⑤「テフロンセレクト」
⑥「テフロンクラシック」 

 

となっています。  

 

ラックリーナに使われている「テフロンプラチナ」は上位グレードのコーティング技術で、10,000円以上する高級フライパンにも使われている確かな表面加工です。  

 

安心してお使いいただけます。

 

グリル排気口がアイランド構造

ラックリーナの排気口画像(出典:Noritz)

 

通常のコンロの排気口画像(出典:Noritz)    

 

ラックリーナはグリル排気口が「アイランド構造」になっています。  

 

アイランド構造とは、グリル排気口周辺の金属部分を排除して天板の素材で一体成形している構造のことを言います。

 

凹凸が少ないフラットなデザインで、排気口まわりがひろびろとスッキリしています。

 

サッと拭くだけでキレイになるのでお手入れの時短にもつながります!

 

デメリットは小傷が目立ちやすいこと(天板・フェイス)

ラックリーナの画像(出典:Noritz)  

 

ラックリーナの唯一のデメリットは、「小傷が目立ちやすい」ということです。

 

主流のガラストップコンロは、天板に強化ガラスを使っているので、簡単には傷がつきません。

 

一方アルミニウムは、熱を分散できて絶対に割れないという特性がありますが、ガラスに比べると硬度が落ちます。

 

重たい鍋などを落とした時に、割れることは絶対にありませんが小傷はつきます。

 

 あとは「汚れを放置しない」ということです。  

 

汚れがこびりつかないといっても、何日もほったらかしにしていたら汚れが取りにくくなり無理にこすると小傷がつくリスクが高くなります

 

一長一短があるということは覚えておいてください。

 

傷がつかないようにゴトクにゴムを装備

ラックリーナのゴトク画像(出典:Noritz)  

 

ガラストップに比べると「小傷がつきやすい」とお伝えしましたが、メーカー側で出来る限りの工夫もされています。

 

特にゴトクの付け外しの際に、落としたり引っ掛けたりして傷がつくことを防ぐために、ゴトクの底にゴムが装着されています

 

これはラックリーナのゴトクにしかない装備です。  

 

天板のこすれを防ぐ素敵なアイデアですね。

 

まとめ

【ピアットラックリーナの特長】

業界唯一のアルミ天板
・表面はテフロンプラチナ加工
・グリル排気口がアイランド構造
・デメリットは小傷が目立ちやすいこと(天板・フェイス)
・ゴトクの付け外しで傷がつかないようにゴムを装備 

 

 

ガラストップにこだわらない方には断然オススメのコンロです。

 

ぜひチェックしてみてください。

 

ラックリーナの商品ページ

 

今日はラックリーナの業界唯一のアルミ天板を中心に解説しましたが、グリル性能については他のピアットマルチグリルと全く同じ性能を持っています  

 

マルチグリルのお手入れ性・調理性能について気になる方は別記事でまとめましたので、下記をチェックしてください。    

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今日の話は以上となります。  

 

気になることがあったらいつでも質問してくださいね。

 

 

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この記事を書いた人

一部上場のガスメーカーに勤める30代営業マン。2児の父。これまでガス機器を10,000台以上販売。その経験を活かし、ブログで日常生活のタメになる情報を発信中。

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