【プロが教える】乾太くんのデメリットや後悔ポイントとは?

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ガス機器を10年以上販売して生きているキュウタといいます。

 

コインランドリーを利用した経験がある方は分かると思いますが、「衣類の乾燥がめちゃくちゃ早い!」と感じませんか?

 

その理由は、コインランドリーの乾燥機が、ガス式衣類乾燥機を使用しているからです。

 

そのコインランドリー並みの乾燥機が自宅にあれば、とても快適ですよね。

 

「ホームランドリー」をコンセプトにそれを実現させてくれるのが、

 

リンナイ「乾太くん」です。

 

ガスが持つパワーで一気にカラッと仕上げてくれる、乾太くんのメリットとデメリットについて解説していきます。

 




目次

乾太くんのラインナップ

乾太くん8kgスタンダードの画像(出典:Rinnai)

乾太くん5kgデラックスの画像(出典:Rinnai)

 

乾太くんは丸窓のついたスタンダードタイプと、真っ白な扉のデラックスタイプの2種類に分かれております。

 

スタンダードタイプは家族の人数や、使用頻度に合わせて3kg、5kg、8kgの3サイズのラインナップ。

 

デラックスタイプは5kgタイプのみとなっております。

 

大きな違いはデラックスタイプの場合、糸くずフィルターが前扉にあるため、汚れ具合が確認しやすくお手入れしやすいということです。

 

デラックスの前扉フィルター(出典:Rinnai)

 

※ちなみに、スタンダードタイプの場合、糸くずフィルターは本体内部の一番奥についています。

 

スタンダードの糸くずフィルター(出典:Rinnai)

 

目安としては、1人が1日に出す洗濯量は約1.5kgと言われています。1.5kg×人数を目安に、家族構成に合った容量の乾燥機を選びましょう。

 

4人構成なら1日6kg程度ですが、シーツや毛布などの洗濯を考えて余裕のある大きさの8kgタイプを選ぶのも良いですし、

 

大人の洗濯物は素材のことを考えて外干し or 部屋干しする方なら、5kgタイプでも十分便利に使えます。

 

乾太くんのメリット5点

 

では、乾太くんのメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。

 

①ガスのパワーで電気式の約3分の1の時間で乾燥できる

出典:Rinnai

 

パワフルな乾太くんなら、8kgの洗濯物を約80分5kgの洗濯物を約52分で乾燥電気式の約1/3の時間で済むので、家事の時間を大幅に短縮できます

 

しかも屋内設置の場合でも、本体上部の排湿筒から確実に湿気を屋外に放出するので、室内にこもることはありません。

 

②菌の減少率99.9%でイヤな生乾き臭をカット

出典:Rinnai

 

2018年に発売された現行モデルから搭載された新しい技術、それが「消臭除菌効果」です。

 

生乾き臭は、乾いていないこと自体が臭いの原因だと思われがちですが、実はモラクセラ菌という菌が関係しています。

 

モラクセラ菌の画像(出典:Rinnai)

 

モラクセラ菌とは家庭内のさまざまな場所で生息する菌の一種。洗い残ったタンパク質などを栄養にして増殖し雑巾のような悪臭を放つ原因となります

 

実はこのモラクセラ菌は、65℃以上の熱に10分間さらされると、発育を抑えることができるのです。

 

乾太くんは80℃以上の温風で乾燥するので、外干しや日光消毒でも除去できないニオイを取り除くことができます。生乾き臭の心配もありません。

 

リンナイでは、愛知学院大学との産学連携でガス温風のモラクセラ菌抑制効果について研究を行ったことで、菌を99.9%除去することができます

 

③タオルが天日干しにはないふんわり仕上げ

出典:Rinnai

 

新品タオルのように繊維を立ち上げ、ふんわりとした仕上がりを実現しました。

 

大容量のドラムで、ガスならではの強い温風をたっぷり送り込みながら乾燥させるので、繊維が根元から立ち上がり快適に仕上がります。

 

出典:Rinnai

 

リンナイのホームページに「ふんわり仕上げ」に対する開発者の熱いこだわりが掲載された記事があったので抜粋します。

 

弊社(リンナイ)の代表的な独自技術としては、攪拌(かくはん)技術センシング技術があります。衣類のダメージを防ぎながらふんわりした仕上がりを実現するには、ドラム内での衣類の動きと温度を管理する必要があります。そこで弊社(リンナイ)では、ドラム内のリフターという突起パーツを独自に工夫し、衣類にやさしい攪拌(かくはん)を実現しました。また、衣類の温度や湿度を読み取るセンサーを搭載し乾燥具合をチェックできるようにしましたこれにより、乾燥させる衣類の量や素材を問わずに高品位の乾燥が可能となったほか、残り時間の目安の表示もできるようになりました。

出典:Rinnai Relax

 

肌触りは水分の含有量で決まります天日干しの場合は、カラッと乾いているように見えますが、どうしても空気中の微量な水分を含んでしまうため、繊維がしっかり立ちません。しかし、ガス衣類乾燥機なら根元までしっかり温風が入るのでより水分を飛ばすことができますこれが肌触りの良さ、ふんわり心地よい仕上がりに大きな影響を及ぼしているのです」

出典:Rinnai Relax

 

ガスによるパワー温風と攪拌(かくはん)技術は、天日干し以上の肌触りを実現しました。

 

国内販売台数は、2014年から2018年までの5年間、右肩上がりで伸び続けています。今後は洗濯乾燥の習慣が変わるかもしれませんね。

 

④花粉中のアレル物質を軽減

出典:Rinnai

 

天日干し後も、乾太くんで乾燥させることで衣類に付着した花粉中のアレル物質を除去

 

短時間運転で、経済的に清潔な衣類に仕上げます。帰宅後の衣類のお手入れにも使えます。

 

毎日の20分の乾燥運転で花粉の除去につながりますので、花粉症の方にはもってこいです!

 

⑤8kgタイプの大型ドラムを使えば、シーツや毛布も自宅で乾燥できる

 

たっぷり乾かせる大容量タイプのRDT-80シリーズであれば、コインランドリー頼りだったシーツや毛布も自宅で乾燥できます

 

8kgタイプの大型ドラムで、洗濯を終えた後、一度に全部の洗濯物をそのまま乾燥にかけることも可能です。

 

乾太くんのデメリット4点

 

では、次に乾太くんのデメリット4点について解説します。

 

①リンナイ1社しか扱っていない(今後値段が大きく下がることはない)

 

出典:Rinnai

 

実は乾太くんが発売されたのは「1992年」です。発売から約30年たっているガス式衣類乾燥機なのですが、実は発売当初は全然売れませんでした。

 

その一番の要因は、時代に合っていなかったからです。

 

衣類乾燥でいえば、乾燥機付きの洗濯機も普及しはじめ、浴室の暖房乾燥機などもあったため、わざわざガスコンセントを設けて、排湿筒工事を必要とする「乾太くん」は普及しませんでした。

 

販売台数は年10,000台~20,000台と低迷。ライバルの松下電器産業(現パナソニック)も途中で撤退。国内でガス衣類乾燥機を手がけるのはリンナイ1社になりました。

 

それが、2014年あたりから販売台数がうなぎのぼりに上昇し、2019年には年間販売台数70,000台を達成しています。

 

ここまで人気が出た要因は、共働き家庭が増えて暮らし方が変化したことにあります。

 

仕事に、家事に、育児に時間がとれない家庭が増えてきたことで、洗濯・外干しする時間を減らせないか?と考える家庭が増えてきたのです。

 

「時代が追いついた」ということですね。

 

出典:Rinnai

 

では、なぜリンナイ以外の他社がガス衣類乾燥機を出さないのか?

 

答えは、「ここまでリンナイに独占された市場を切り替えることは困難だから」です。

 

仮に他社が、乾太くんよりも少し安い衣類乾燥機を発売したとして、最初はそれなりに売れたとしても、結局これまでの蓄積で体力のあるリンナイが「乾太くん」の値段を少し下げれば、簡単に切り替えられてしまいます。

 

それが分かっているから、どこのガス機器メーカーもこの衣類乾燥機市場に参入してこないわけです。

 

個人的には、余計な機能を省いた「乾燥だけができるシンプルな乾太くん」を工事費込みで10万円以内で売り出せばもっと売れると思いますが、リンナイはそれをしないでしょう。

 

「儲からないから」ですね。

 

なので、リンナイ1社独占の市場が続く限りは、リンナイ側で自由に値段設定できてしまうので、価格が大きく下がることは今のところないでしょう。

 

そこがデメリットの一つと言えます。

 

②初期費用が高い(工事代込みで15万円〜25万円)

 

乾太くん設置には、初期費用がどうしても高くなります。

 

現状ガスを使用している家でも、ガスコンセントの設置・排湿筒工事がからむため壁に穴を開け機器を取り付けるのにガス専門業者の工事が必要となります。

 

相場としては商品代+取付工事で15万円〜25万円です。

 

見積もりの際には、各ガス会社から相見積もりをとるようにしましょう!

 

ちなみに、ランニングコストが気になる方も多いと思いますが、プロパンで1ヶ月約3,000円~4,000円ほど、都市ガスで1ヶ月約2,200円~3,200円ですので、非常におトクです。

 

 

詳しくは別記事でまとめましたので、下記をチェックしてください。

 

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③賃貸住宅では導入できない

 

上記にも書きましたが、乾太くんの設置には排湿筒工事で壁に穴を開けなくてはいけません

 

そして、専用コンセントの設置のためにガス配管工事もからむため、賃貸住宅では導入できません。

 

もし賃貸住宅に住んでいて、衣類乾燥機をつけたいのなら、電気式の衣類乾燥機を検討してみるのがよいと思います。

 

電気式であれば、コンセントにつないで排水ホースを設置すれば使えるため、業者を呼ばずに自分で設置することも可能です。

 

ただし30kg以上あるので2人以上での作業をおすすめします。

 

ちなみに、オール電化住宅(持ち家)の方から、「乾太くんって設置できるの?」とよく聞かれますが、オール電化でも乾太くんの設置は可能です。

 

 

詳しくは別記事でまとめましたので、下記をチェックしてください。

 

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④素材によっては縮む

 

乾太くんに限らず、衣類乾燥機全般に言えることですが、乾燥させる服の素材によっては縮みます。

 

これはリンナイのカタログにも注意事項として記載されています。

 

乾燥してはいけないもの: ウール、絹製品、毛皮、皮革製品、タンブラー(回転式)禁止表示、吊り干し・平干しの表示のあるもの(綿・麻の繊維でも少し縮むことがあります。)

出典:リンナイカタログ抜粋

 

特に、セーターなどのウール素材の服や絹(シルク)の服などは縮みやすいので注意が必要です。

 

 

まとめ

【乾太くんのメリット】
・ガスのパワーで電気式の約3分の1の時間で乾燥できる
菌の減少率99.9%で嫌な生乾き臭をカット
・タオルが天日干しにはないふんわり仕上げ
・花粉中のアレル物質を軽減
・8kgタイプの大型ドラムを使えば、シーツや毛布も自宅で乾燥できる 

 

【乾太くんのデメリット】
リンナイ1社しか扱っていない(今後値段が大きく下がることはない)
初期費用が高い(工事代込みで15万円〜25万円)
賃貸住宅では導入できない
素材によっては縮む

 

 

上記のように、乾太くんは設置条件や導入コストのデメリットをよく理解すれば、大変満足度の高い商品です。

 

ぜひチェックしてみてください!

 

乾太くんの商品ページ

 

今日の話は以上となります。

 

気になることがあったら、いつでも質問してくださいね。

 

 




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この記事を書いた人

一部上場のガスメーカーに勤める30代営業マン。2児の父。これまでガス機器を10,000台以上販売。その経験を活かし、ブログで日常生活のタメになる情報を発信中。

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