ガス機器を10年以上販売して生きているキュウタといいます。
ノーリツの売れ筋ビルトインコンロ「ピアット」には、「マルチグリル」と「ワイドグリル」の大きく2種類のラインナップがあります。
とよくお客さんから質問をいただきます。
商品を決めるポイントは「グリルの焼き網」が必要かどうかです。
先に結論を言います。
焼き網での調理にこだわらないなら、
断然「ピアットマルチグリル」がオススメです。
ちなみに我が家では1年ほど前に、ピアットマルチグリルを購入し毎日使っています。
その理由も含めて詳しく解説します。
【ピアット】マルチグリルとワイドグリルの性能比較
【マルチグリルとワイドグリルの性能比較表】
ピアットマルチグリル | ピアットワイドグリル | |
---|---|---|
煙・におい対策 | スモークカット | クリーンモード |
オートグリル | ○ | ○ |
ノンフライ | ○ | × |
あたため | ○ | ○ |
トースト | ○ | ○ |
煮る | ○(キャセロール必要) | × |
蒸す | ○(キャセロール必要) | × |
パン | ○(キャセロール必要) | × |
ごはん | ○(キャセロール必要) | × |
こうやって並べてみると、マルチグリルの方が「○」の数が明らかに多いことが分かります。
簡単に言うと、グリルでできる料理のバリエーションが圧倒的に多いということですね。
順番に解説していきます。
マルチグリルの特長3点
①焼き網がないからお手入れ簡単
マルチグリルの場合、焼き網がありません。
焼き網がない代わりに、付属の「プレートパンL」で焼き物料理ができます。
焼き網で焼くお魚も美味しいのですが、あとのお手入れが大変めんどうです。
焼き網をゴシゴシ洗って、油のたまった受け皿を洗って、グリル庫内を掃除して、といった手間が発生します。
マルチグリルの場合、プレートパンを洗うだけでOKです。
しかも表面は、「スーパーセラコート」と呼ばれるセラミックコーティングをほどこしています。 油汚れも本当に落としやすいのでオススメです。
食洗機に入れて洗っても大丈夫ですので、ご安心ください。
②煙が出にくい専用設計(スモークカット)
新たな燃焼方式により、焼き魚などの調理時に発生する煙やニオイを大幅に削減しました。
排気口から出る煙は従来の約80%削減、ニオイも約92%削減となり、高気密住宅などでも快適に調理していただけます。
焼き網の場合、食材に直接火が入るため油も飛びやすいし煙も出やすいわけです。
焼き網をなくしてプレートを加熱する方式にしたことで、煙もニオイも少なく快適に調理が楽しめます。
③1台8役のマルチグリル
マルチグリルの特長として、「お手入れ性」と並んで評価されているのが「調理性能」です。
マルチグリルは1台8役の万能グリルです。
【マルチグリルでできる調理メニュー】
① 焼く(オートグリル)
② ノンフライ
③ あたため
④ トースト
⑤ 煮る
⑥ 蒸す
⑦ パン
⑧ ごはん
自宅でも毎日使っている私の妻は「メニューのレパートリーが増えた!」「料理が同時進行で出来るから便利!」と言っておりました。
1台8役の詳細については、別記事でまとめましたので、下記をチェックしてください。
【おすすめ記事】
ワイドグリルの特長3点
焼き網での調理にこだわるなら、
「ピアットワイドグリル」がおすすめです!
その特長を3点ご紹介します。
①クックボックス(付属)で油はねを99.9%カット
クックボックス(ワイドグリル用)の画像(出典:Noritz)
ピアットワイドグリルの1つ目の特長として、付属のクックボックスを使えば、油はねが99.9%カットできます。
クックボックスとは、「波型のプレートの上に油はねを防止するガードが乗っている調理ボックス」のことです。
油はねガードの上部には、焼き目をつけるために開口(スリット)が入っています。
ここから油が飛んでもグリル上部のバーナーで焼き切ってくれるので、実質グリル庫内への油はねが99.9%カットできる画期的な商品です。
サンマなら4本乗せられるサイズですので、子育て世代の忙しいママさんにもオススメのサイズ感です。
また他社の調理ボックスにはない特徴として、焼き網用の支持脚がそのまま使えます。
リンナイ・パロマともに調理ボックスを置くためにはボックス用の支持脚をセットしないといけませんが、ノーリツだけは焼き網用の支持脚のままクックボックスが使えます。
焼き網もボックスもどっちもたくさん使いたいという方は、入れ替える手間が少ないため大変便利です。
【補足】プレートパンとクックボックスの違い
ここまでの説明を聞くと、
ピアットのマルチグリルで使える「プレートパンL」も素敵だし、ワイドグリルで使える「クックボックス(ワイドグリル用)」も気になるところです。
こんな質問がとんできそうですので、先に答えを言うと、
プレートパンの方が食材を置けるスペースが断然広いです!
【プレートパンLとクックボックス(ワイドグリル用)の寸法】
・プレートパンL 幅238mm×奥行309mm
・クックボックス 幅208mm×奥行271mm
寸法を見てもらったら分かるように、プレートパンLの方が幅30mm、奥行38mmも広いことがわかります!
例えばサンマのような細長い魚を焼く場合、
・プレートパンL→ サンマをそのまま置いて調理可能
・クックボックス→ サンマの頭を飛ばさないと入りません
クックボックス(ワイドグリル用)の画像(出典:Noritz)
上記のカタログの画像は一見、そのままサンマを置いているように見えますが、実は魚の頭を飛ばしています。
上手く撮られていますが、だまされないようにしてくださいね。
【補足】プレートパンには油はねガードはないの?
プレートパンL用の油はねガード(DP0150)は別売で設定されています。
楽天で検索すると3,000円前後で購入できますので、必要ならご購入ください。
ちなみに、キュウタの家では油はねガードは使っていません。
プレートパンは使用後に毎日洗っており、1週間に1回程度はグリルのサイドプレートを洗って使っていますが、
特にニオイやベタつきもなくキレイに使えています。
②グリルクリーンモード搭載
ピアットワイドグリルにのみ搭載されている「グリルクリーンモード」を使うことができます。
グリルクリーンモードとは、グリル使用後の庫内に残ったにおいやベタつきを軽減できる機能です。
特に焼き魚などの調理後の庫内の汚れが気になる際に、クリーンモードを使えばグリルを空焼き(からやき)して、においやベタつきを焼き切ってくれるのでオススメです。
注意点としては、クリーンモードを使う前に「グリルサイドカバー」と「焼き網」は必ず取り外してください。
取り外さずにクリーンモードをしてしまうと、サイドカバーの汚れが逆に焼き付いてしまったり、焼き網のフッ素コートを傷める原因になりますのでご注意ください。
③1台3役のワイドグリル
ピアットワイドグリルは1台3役の機能を果たすことができます。
具体的には、
① オートグリル
② あたため
③ トースト
この3機能です。
順番に解説していきます。
オートグリル
「オートグリル」は今やほとんどのガラストップコンロに搭載されている機能ですが、
お魚をタイマー設定なしで自動で焼いてくれる機能です。
グリル内部に温度センサーがついており、「姿焼き or 切り身 or 干物」→「火加減 強 or 中 or 弱」を選ぶだけで、あとは勝手にお魚を焼いてくれます。
もちろん水無し両面焼きなので、ひっくり返す手間もありません。
あたため・トースト
魚だけでなく、あたためやトーストのオート機能が使えます。
スーパーで買ってきた惣菜(そうざい)を電子レンジであたためるとベチャッとしますよね?
そんなときに使えるのが、グリルの「あたため機能」です。
グリルで揚げ物などのあたため直しをすれば、表面の水分が飛んで、カリッと揚げたてのような仕上がりになるのでオススメです!
そしてパンのトースト機能!
遠赤外線のサンフレームバーナーを使ったグリルなので、電気のトースターより明らかに美味しいです。
外はカリッと中はモチっとしているので本当におすすめです。
だまされたと思って、ガスのグリルで一度トーストを焼いてみてください!
※オートグリル・あたため・トースト機能は、マルチグリルにも全て搭載している機能です。
まとめ
【ピアットマルチグリル特長】
①焼き網がないからお手入れ簡単
②煙が出にくい専用設計(スモークカット)
③1台8役のマルチグリル
【ピアットワイドグリル特長】
①クックボックス(付属)で油はねを99.9%カット
②グリルクリーンモード搭載
③1台3役のワイドグリル
商品を決めるポイントは「グリルの焼き網」が必要かどうかです。
冒頭でも言いましたが、
焼き網での調理にこだわらないなら、
断然「ピアットマルチグリル」がオススメです。
チェックしてみてください。
ピアットマルチグリルのページ
キャセロールLのページ
ピアットワイドグリルのページ
今日の話は以上となります。
気になることがあったらいつでも質問してくださいね。