給湯器の「エラーコード032」の原因と対処法(ノーリツ・リンナイ等)

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給湯器を10年以上販売して生きている、キュウタといいます。

 

この記事では

ガス給湯器にエラーコード032が出たけど、どうしたらいいの?

そもそも何が原因なの?

といった疑問にお答えしていきたいと思います。

 




目次

ガス給湯器の仕組み

出典:Rinnai

 

そもそも基本的なガス給湯器の仕組みが分かっていないと、今日の話は「どういうこと?」で終わってしまうので、簡単に説明します。

 

 

ガス給湯器は基本、「瞬間式」と呼ばれる燃焼方式をとっています。

 

 

簡単に言えば、「お湯をためたりせずに、瞬間的にお湯を作り出している」ということです。

 

 

※電気温水器などは貯湯式なので真逆の方式ですね。

 

お湯が出るまでの流れ

給湯器の内部写真(キュウタ撮影)

 

参考までに、「循環口からお湯はりをする」ときの仕組みを解説します。

 

1.「ふろ自動(お湯はり)」のボタンを押す。

2.  給湯器の中に水が流れ、水量センサーが反応します

3.次に炎を燃やすのに必要な空気を取り込むためにファンモータが回り、空気を送ります。

4.次に点火をするためにイグナイターで電気を発生させて点火プラグがスパークします。この4.の動作を行っている場所はバーナーと呼ばれます。

5.最後にガス電磁弁ガス比例弁が開き、着火します。そのバーナーの上に、缶体(熱交換器)と呼ばれる部材があります。この缶体の中に、細い配管が張り巡らされており、水が通ると、バーナーの熱によって瞬時にお湯に変わります。

6. ここでできるお湯は60℃~70℃くらいの熱湯なので、給湯器の出口あたりで水量サーボによって水をミキシングさせて、設定温度のお湯を作ります。

7. ふろ水流スイッチでお湯のたまり具合を確認しつつ、ふろ循環ポンプでお湯を循環(追いだき)させながらお湯はりしています。

 

 

こうやって細かく見ていくと、色々な部品が関わっていることが分かります。

 

エラーコード「032」の原因4点

 

一般的にエラーコード「032」は、浴そうの排水栓を閉め忘れたときに出るエラーです。

 

でも排水栓が閉まっているのにこのエラーが出ることがあります。

 

いきなり給湯器の故障を疑わずに、まずは自分でチェックできるところから見ていきましょう。

 

修理依頼してしまうと、ささいなことで出張費だけとられてしまうので損ですよ。

 

では、排水栓が閉まっているのにエラー「032」が出るときの原因4点を説明します。

 

原因①: 循環金具のゴミ詰まり

循環金具の写真(キュウタ撮影)

 

エラーコード「032」は自動湯はり開始後、一定時間が経過してもお湯がたまらない状態」だと給湯器が判断したときに出るエラーです。

 

循環金具がお湯を吸い込めずに、浴そうのお湯を認識できず、「浴槽の排水栓を閉め忘れているのでは?」と判断したときにも、エラーコード 032 は出るということです。

 

まずは、循環金具のゴミ詰まりがないかみてください。

 

循環金具の掃除写真(キュウタ撮影)

 

 

歯ブラシ等で循環金具のカバーと仕切板(カバーを取ったら出てくる浴槽に固定されている部品)を掃除してください。

 

それから、カバーを正常な位置に取り付けをして、再度お湯はりを試してみてください。

 

ちなみに、循環金具の細かい取り外し方や、掃除方法については別記事でまとめましたので、下記をチェックしてください。

 

→ 循環金具がゴミ詰まりした時の掃除方法

 

 

原因②: 凍結

 

お湯はりのときは、追いだき配管を通って、お風呂場にお湯がとどきます。

 

もしその追いだき配管が凍結してしまった場合、浴そうの水位が循環金具より上か下かの循環判定ができないため、エラー「032」は出ます。

 

この場合、そもそも「お湯(水)が出ていない」、あるいは「流量が少ない」といった症状が出ます。

 

お湯がなかなかたまらずにエラーコード 032 の原因になるパターンもあるということです。

 

凍結が原因であれば、太陽が昇って気温が上がってこれば自然と解消されます。

 

 

原因③: 配管の折れ・水漏れ

 

排水栓をしていてもエラー「032」が出る場合、追いだき配管の水漏れ、詰まり、折れ曲がりなどの、ふろ循環を阻害する要因がないか確認が必要です。

 

配管の不具合に関しては、床下にもぐったり、浴そうのエプロンを外したりしなくてはいけないため、最寄りのガス屋さん、または水道屋さんにご依頼ください。

 

循環不良でふろ水流スイッチがONにならない時には結局エラー032が出て運転停止してしまいます。

 

ふろ水流スイッチが循環検知しないため、お湯を入れ続けてしまい、最大で約400Lほどお湯が出るので、水位がどんどん上昇し、浴そうからお湯が溢れることもあります。

 

原因④: 給湯器の故障

 

上記①〜③の原因であることが9割ほどを占めていますが、まれに給湯器自体が故障していることもあります。

 

その場合、ふろ水流スイッチ、ふろポンプ、もしくは電装基盤などの不具合が考えられます。

 

ふろ水流スイッチだけの故障であれば、工賃含めても修理代は10,000円以下で済みます。

 

ただ、もし電装基盤まで交換となれば、修理代は50,000円~60,000円ほどの高額修理になる可能性があります。

 

まとめ

【排水栓を閉めているのにエラー032が出る原因】 

循環金具のゴミ詰まり

配管の凍結

配管の水漏れや詰まり

・それでもダメならメンテ依頼

 

 

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今日の話は以上となります。

 

気になることがあったら、いつでも質問してくださいね!

 




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この記事を書いた人

一部上場のガスメーカーに勤める30代営業マン。2児の父。これまでガス機器を10,000台以上販売。その経験を活かし、ブログで日常生活のタメになる情報を発信中。

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