【現役営業が語る】ガス業界の志望動機や今の年収を大公開!




こんにちは、ガスメーカーで10年以上仕事をしているキュウタです。

 

今日はガス業界への就職を目指している方向けに、記事を書きました。

 

自分は、ガス給湯器やガスコンロ等を製造している一部上場のガス機器メーカーに勤めています。業界の裏側を隠すことなく正直に記載していきます。

 

私の仕事や職種についてはプロフィールに詳しくまとめていますので、気になる方はのぞいてみてください。

 




目次

初任給

当時の額面で20万円くらいでした。ガスメーカーであればどこもそのくらいだと思います。

色々引かれて手取りは15〜16万円くらいだったように思います。

 

ガス業界の営業

ガスメーカーは施主さん(実際のユーザー)には直接商品を売りません。ガス屋さんや、問屋さんや、ホームセンターといった「会社」相手の営業をすることになります。

 

営業担当ごとに得意先が割り当てられて、その得意先でどれだけ数字をのばせるかが営業の成果指標になります。ちなみに、一般家庭に飛び込み営業をするようなことはありません。

 

この業界ならではの覚悟すべきこと

この業界で営業をするなら覚悟すべきことが1つだけあります。

 

それはガス展イベントです。

 

つまり、休日出勤があるということです。ガス展(イベント)とは、ガス屋さんが給湯器やコンロを販売する為に行うイベントですが、各メーカーに展示品や当日の出勤協力を依頼されます。

 

どの得意先を持つかによりますが、例えば自分の得意先が2ヶ月に1回イベントをする店だったら、2ヶ月に1回は休日出勤しないといけないということです。

 

ただし、代休は会社からもとるように言われているので、平日でちゃんと振替の休みがとれます。

10年後の年収

10年以上営業として勤めているキュウタの月収はぶっちゃけると、額面で約30万円です。

額面の年収でいくと約500万円といったところです。

 

課長クラスでも優秀な人や支店長クラスになれば、年収は1000万円以上もらってるみたいですよ。

そういう意味では夢のある業界(?)かもしれません

 

昇進は可能か?

昔は数字さえやっていればどんどん昇進できる時代があったみたいですが、
今は数字+プロセスを見られます

 

プロセスとは、得意先に商品研修会や、キャンペーン立案や、商品提案を行って、その上で狙うべき成果が出たかということです。

 

数字+プロセスができていれば、評価をもらって早く昇進できます。早い人は30代後半で課長職になる人もいます。基本的には課長職は40代、支店長以上の職は50歳前後の方がやっているケースがどこのガスメーカーも多いように思います。

 

求められる人材

関係構築力(コミュニケーション力)の高い人です。

 

よく営業力=提案力×関係構築力なんて言われたりしますが、この業界は関係構築力の方が重視されます。例えば、数字の大きい得意先を誰に任せるか?となった時、①好き嫌いは分かれるけど提案力はめちゃくちゃある営業マンと、②提案力はそこそこでも人から好かれる営業マンだったら、②の人が選ばれることが多いです。

 

この業界はルート営業です。得意先と揉めたから、もうこの得意先は切りましょう!という訳にはいかないですよね?笑

 

いくら提案力があっても好き嫌いの分かれる営業マンは上司としては使いづらい(割り当てる担当先が限られる)わけです。どんな相手でもそつなくこなす、一定以上の成果を上げる人間が求められる人材だと思います。

 

転勤はあるか?

基本全国転勤があります。ただその分「家賃補助」があります。自分の好きな物件を選び、会社の規定にそった金額の家賃補助が入ります。

 

私が入社当時住んでいた1DKの部屋で、家賃が7万円の物件でしたが、
実際に自己負担していたのは3万円くらいでした。

大体5割~7割くらいの補助が入るイメージです。

 

ちなみに入社してから、「自宅から通える範囲の転勤しかないコース」を選ぶこともできますが、昇進がある程度のところまでしかできなかったり、給料が何%か減額になったりします

 

就職方法

基本は新卒が入りやすいと思います。

 

自分も新卒採用で入りました。事前にOB訪問とかはする必要ないです。ES(エントリーシート)→個人面接→グループワーク→個人面接→最終面接って感じでした。

 

中途入社も全然いますが、募集してない時期もあるのでタイミングが合えばって感じですね。中途の方は全然異業種から来た人も多いので、そこは気にしなくて大丈夫です。

有給休暇はとれるか?

ほどほどに有給休暇はとれますよ。特にゴールデンウィーク、お盆、正月休みの長期連休の辺りに1日くっつけて連休を1日伸ばしたりとかはみんなしてます。

 

自分は年間で10日くらい有給消化してます。

 

もっととることも全然できるのですが、休みすぎて自分のペースで仕事できなくなるのはイヤなので、このくらいでセーブしています。

 

ガス業界の志望動機

私はガス業界というよりは、「住宅設備業界」にあこがれて就職活動をしていました。住宅設備は暮らしに欠かせないものなので、安定していると感じたからです。

 

最終的には、今の会社で内定をもらい、一部上場のガス機器メーカーですし、世間的には安定している会社かと思います。

 

とにかく就職活動のときは自己PR志望動機大学時代頑張ったこと、この3点をしっかり作り込みました。

 

自分は保育園の時に親が離婚していた関係で、4回ほど引っ越しを経験していました。

志望動機では

「4回の引っ越しを経験して、さまざまな住宅設備にふれてきたことで、暮らしに欠かせない住宅設備の大切さに気付き・・」

 

といった独自の志望動機を言っていました。

 

自己PRでは、サークルを4年間続けた経験と取組みを魅力的に語ることに集中していました。

ここで大事なのはウソはつかないこと。ただし、「真実を語りつつ相手をだます」ということを工夫していました。

 

どういうこと?ってなったと思いますが、例えば何かで成果を出したとします(例:大会で入賞したなど)。「自分は大会で入賞しました!」とただ主張するだけでは、そのくらいのこと言えるライバルはいっぱいいるわけです。

 

「自分は入部したとき、こんな悲惨な状況でした。もうダメだとくじけそうになりましたが、逆境をはねのけ、こんな取組みをしたことで、最後にはこんな成果を得ることができました。この経験で得た負けん気と忍耐力を御社でも生かしていきます。」

 

上記のような自己PRを言っていました。

成果や起きた出来事についてウソはつきませんが、その時の心境とか逆境をはねのけて・・とかは脚色しているわけです。

 

こういった自己PRを作りこむことで、自分をいかに魅力的に見せて、会社に入ってからもやっていける人間だというイメージを面接官に持たせたかったわけです。

 

面接官の人はみんなアットホームな雰囲気で非常に喋りやすかった印象です。

 

まとめ

【ガス業界(ガス機器メーカー)】

初任給は約20万円

ガス展での休日出勤は覚悟すべし

・支店長クラスになれば年収1000万円

コミュニケーション力の高い人間が求められる

基本全国転勤ありだが、地域密着コースも選べる

・志望動機と自己PRは他者とかぶらない独自性を意識する

 

ちなみに、私が就活の時にめちゃくちゃお世話になった良書で、「ロジカル面接術」という本があります。

この本のおかげで、上記に書いたような自己PRや志望動機を作りこむことができ、自分でも驚くほど面接に受かるようになりました。

おすすめなので、下記にリンクを貼っておきます。


 

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今日の話は以上となります!

もしこの業界に興味があるという方はお問い合わせフォームよりいつでも質問してくださいね。

 

 




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この記事を書いた人

一部上場のガスメーカーに勤める30代営業マン。2児の父。これまでガス機器を10,000台以上販売。その経験を活かし、ブログで日常生活のタメになる情報を発信中。

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